快調に戻り高値更新中の米国株ですが勿論蚊帳の外の銘柄は存在します。
24日の米国市場でも前日夕に好決算を発表したマイクロソフトが2.5%高、減
益決算だったP&Gは乾電池事業の分離を好感して2.3%高でした。一方、赤
字決算だったアマゾン・ドット・コムは8.3%の急落、減益決算のフォードは4.3%
安で終わりました。
基本的には業績好調な銘柄が買われ不振銘柄は売られます。また業績不振
でも事業分離など素早い対応策を打ち出した企業は今後の期待から買われる
傾向があります。また業績好調でも既に株価がそれを織り込んだ水準まで上昇
していた場合は好材料出尽くしで下落する場合もあります。株価の水準と水準
業績との兼ね合いも考える必要があります。
先週から日本企業の決算発表がスタートしました。序盤戦では比較的好決算を
発表するケースが目立ちます。しかし業績格差は予想以上に広がっています。
電機業界での勝ち組といわれる電子部品各社でも業績明暗が分かれています。
価格競争力の強い独自の分野に強い大手が好決算であるのに対して中堅や
下位メーカーは価格競争に巻き込まれて減益決算が目立つようです。
年初からの株価水準からは村田製作やアルプス、TDKなど大手が高い一方
中堅メーカーの不振が際立ちます。24日にはSMKが11%純利益が減少した
ことで8.6%の急落、既に減益決算を発表したイビデンも大幅に値を下げました。
市場予想が会社計画下回っている太陽誘電なども先週の戻りは鈍いままでし
た。大手どころでも京セラは戻りの鈍いままです。決算に対する懸念があるの
でしょうか。
円安メリットの代表格の自動車銘柄でもホンダや日産の株価不振は決算が市
場予想を大きく下回る懸念が出ているからでしょうか。ダイハツやいすゞも戻り
は鈍いままです。富士重工とともに円安メリットの大きな中堅メーカーとして人
気だったマツダも9月高値からの大幅な下落分のほんの少ししか戻っていませ
ん。メキシコ工場の稼動で日本からの輸出が減少して市場の期待ほど業績が
伸びないからでしょうか。主要輸出市場の欧州景気の低迷もあるのかもしれま
せん。
いくら米国株が上昇してもやはり決算が冴えなければ当然のことながら売り込
まれます。そういえばシャープも下落したまま戻ってないなあと思っていたら25
日付の経済紙に上期増益予想が一転減益との記事が出ていました。決算シ
ーズンを迎えいつにもまして市場は業績に敏感になっています。業績の善し悪
しで選別されることが当面続きそうです。昨年までの円安だからと言って自動車
や電機など輸出株なら何でも上昇する相場ではなくあくまでも個別企業の競争
力が重要になっているようです。
24日の米国市場でも前日夕に好決算を発表したマイクロソフトが2.5%高、減
益決算だったP&Gは乾電池事業の分離を好感して2.3%高でした。一方、赤
字決算だったアマゾン・ドット・コムは8.3%の急落、減益決算のフォードは4.3%
安で終わりました。
基本的には業績好調な銘柄が買われ不振銘柄は売られます。また業績不振
でも事業分離など素早い対応策を打ち出した企業は今後の期待から買われる
傾向があります。また業績好調でも既に株価がそれを織り込んだ水準まで上昇
していた場合は好材料出尽くしで下落する場合もあります。株価の水準と水準
業績との兼ね合いも考える必要があります。
先週から日本企業の決算発表がスタートしました。序盤戦では比較的好決算を
発表するケースが目立ちます。しかし業績格差は予想以上に広がっています。
電機業界での勝ち組といわれる電子部品各社でも業績明暗が分かれています。
価格競争力の強い独自の分野に強い大手が好決算であるのに対して中堅や
下位メーカーは価格競争に巻き込まれて減益決算が目立つようです。
年初からの株価水準からは村田製作やアルプス、TDKなど大手が高い一方
中堅メーカーの不振が際立ちます。24日にはSMKが11%純利益が減少した
ことで8.6%の急落、既に減益決算を発表したイビデンも大幅に値を下げました。
市場予想が会社計画下回っている太陽誘電なども先週の戻りは鈍いままでし
た。大手どころでも京セラは戻りの鈍いままです。決算に対する懸念があるの
でしょうか。
円安メリットの代表格の自動車銘柄でもホンダや日産の株価不振は決算が市
場予想を大きく下回る懸念が出ているからでしょうか。ダイハツやいすゞも戻り
は鈍いままです。富士重工とともに円安メリットの大きな中堅メーカーとして人
気だったマツダも9月高値からの大幅な下落分のほんの少ししか戻っていませ
ん。メキシコ工場の稼動で日本からの輸出が減少して市場の期待ほど業績が
伸びないからでしょうか。主要輸出市場の欧州景気の低迷もあるのかもしれま
せん。
いくら米国株が上昇してもやはり決算が冴えなければ当然のことながら売り込
まれます。そういえばシャープも下落したまま戻ってないなあと思っていたら25
日付の経済紙に上期増益予想が一転減益との記事が出ていました。決算シ
ーズンを迎えいつにもまして市場は業績に敏感になっています。業績の善し悪
しで選別されることが当面続きそうです。昨年までの円安だからと言って自動車
や電機など輸出株なら何でも上昇する相場ではなくあくまでも個別企業の競争
力が重要になっているようです。