kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

この2銘柄をチェックせよ!

2014-10-09 08:58:26 | 日記
市場関係者の日本株強気見通しをあざ笑うかのように世界の景気に不透明感
が増しています。欧州危機でも独り勝ちと言われたドイツの景気が夏以降予想
外の失速に直面しています。ウクライナ問題でロシア制裁が経済的な結びつき
の深いドイツなど欧州経済にジワジワボディブローのように効いているのかも
しれません。欧州各国は日本型のデフレの入り口に立っているのかもしれず
ユーロ安が一段と進む可能性も否定できません。中国は不動産バブルの崩壊
に直面していて当面は大きな落ち込みはなくても先々に不安を残す状況です。

現在先進主要国で景況感が良いのは米国ただ一国です。しかし経済大国の
米国でも世界経済を一人で引っ張ることは難しくグローバル企業の業績は国
内市場の好調と欧州や新興国の低迷で米企業業績に影を落としています。
来週以降本格化する米国の主要企業の7~9月期の実績と10~12月期の見通
しには注意が必要です。特にドル高が急激に進んだ8月中旬以降の影響は10
~12月期企業業績に反映されます。終わった前四半期決算よりも今後の見通し
に株価が大きく反応するケースも考えられます。

急激な円安で夏前まで欧米株に出遅れていた日本株は9月に一気にその出遅
れを取り戻しました。もっとも先駆した欧米株が9月中旬以降軟調な展開になっ
ているのは何とも皮肉なものです。今年の日本株は海外株式市場や為替相場
に大きく影響されます。アベノミクス相場で湧いた昨年までのように日本株が先
頭ランナーではありません。今後も日本株は外部環境次第で大きく変動するで
しょう。今後は益々NY市場の株価や為替相場の動きには注意が必要です。東
京市場の動きだけ見ていても明日の動きは予想できません。

さて日本株の象徴銘柄の1社とも言われ株式市場への影響もおおきなソフトバン
ク株はアリババの新規公開とともにすっかり人気離散状態です。個人投資家にも
海外投資家にも人気のあるソフトバンクがどこで下げ止まるのか今後の東京市
場の行方を占う意味で一つのポイントのような気がします。また株式市場の活況
のバロメーターとも言われやはり個人投資家に人気の高い野村証券。今回の円
安局面では全くの蚊帳の外の状態で指数の上昇とは裏腹に低迷を続けています。
株価は8日には606.8円まで下げ年初来安値587円(4/30)まで視野に入ってきま
した。野村証券がどこで下げ止まるかもやはり注目です。
コメント
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