kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

買うべし売るべし休むべし

2014-10-03 07:50:41 | 日記
どうやら8月6日の安値15159円翌日から始まった上昇トレンドは配当つき最終
売買日の25日の16371円高値引けでひとまずピークを付けたようです。歴史は
繰り返すと言いますが2013年も26日の配当付最終売買日の14799円を高値に
下げはじめ10月2日には314円の大幅安でした。1年前は27日に配当落ち分を
埋めてプラスになる場面もあり大引けは小幅安(39円安)でしたが市場には底
堅いムードがありこの時点ではまだ先高期待は強いものがありました。

今年も配当落ちの26日の東京市場は前日のNY市場が大幅安で寄り前は大幅
下落が警戒されましたが結果は144円安で配当落ち分90円を考慮すれば実質
54円安と小幅な下落に止まりましたから円安を背景に今後も堅調な推移予想が
多かったようです。しかし相場は分からないものです。2日までは怖いくらい今年
の相場も昨年と同じルートを辿ることになりました。

指数の堅調さに覆い隠されていたようですがもっともその予兆はファナックの株
価に出ていたようです。ファナック株は大幅な業績上方修正が伝わった26日に
窓を開けて始まり20590円の高値を付けました。しかしその後の日足チャートは
26日も含めて2日まで5営業日連続で陰線を引きました。あれだけの好業績だっ
たにも拘らず売り圧力の強さがチャートに出ていたのかもしれません。

好業績期待の自動車や電機銘柄でも26日以降雲行きが怪しくなった銘柄は他
にも散見されます。円相場は1日まで円安が継続していたにも拘わらず配当落
ち前の高値からずるずる下げる銘柄が大多数でした。またNY市場のボラが異
常に高くなってきたことも今から考えれば市場の変調のサインで先行きを暗示
していたのかもしれません。

相場は生き物だとよく言われますが本当に先行きは誰にも分からないものです。
しかし歴史から学び参考になることも多いようです。ちなみに2013年はSQ週の
9日水曜日に13751円のザラバ安値を付けてから反発して22日の14713円まで
上昇しました。2週間で1000円下げて2週間で1000円上げたことになり突っ込み
を買えれば利益が出る相場だったようです。昨年は年初来安値まで売り込まれ
た状態からの大幅反発でしたが今年は年初来高値を更新した直後の下げでも
あり昨年の再来は難しいかもしれません。買うとしても今年はいつでも降りられ
るようにしておく必要はありそうです。

プロの投資家は持ち株をゼロにすることも休むことも基本的には不可能です。
しかし多くの個人投資家は相場の状況によっては休むことも出来ます。リスクと
リターンを考えながら「買うべし売るべし休むべし」を実践できる個人投資家の
立ち位置を考えてもいいのかもしれません。
コメント
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