21日の日経平均は伸び悩みました。SOX指数の上昇を受け半導体セクターは全般的に上昇して
始まりましたが、伸び悩む銘柄もありました。そんな中でレーザーテックとディスコは10年来
高値を更新しました。
レーザーテックのPERは80倍程度、ディスコは52倍ほどです。半導体製造装置や検査装置銘柄
の中でも高い水準です。それでもいち早く両銘柄が10年来高値を更新したのは業績好調が続く
と市場がみていることです。
レーザーテックはASLMが市場を独占するEUV露光装置で製造される半導体の検査装置で世界
シェア100%というのが人気で一躍有名になりましたが、EV向けパワー半導体の素材としてSiC
炭化ケイ素の採用が進み、検査装置の引き合いも強いことが好業績の背景です。
最先端半導体は米国の制裁もあり中国では汎用品やEVに使うパワー半導体に巨額な投資をして
います。特に中国では政府がSiC関連のウエハーや半導体のメーカーを支援しており、装置需要
も旺盛です。その需要を捉えていることがレーザーテックの強みです。
同じことはディスコにも言えます。同社の手掛ける半導体を切断する削る磨くといった製造装置
では独占状態です。特に足元で好調なのはパワー半導体向け需要です。日本の半導体製造装置業
界での成長力は今期トップです。
検査装置業界では市場の予想に大きく届かなかったアドバンテストとレーザーテックは明暗を分
けたようです。年初にはエヌディディア株3兄弟と言われた東京エレクトロン、アドバンテスト
SBGに人気が集中しましたが株価面から言えば今年の勝ち組銘柄はレーザーテックとディスコだ
ったようです。
ただし両銘柄とも超値嵩株でありレーザーテックで430万円余り、ディスコで570万円余りの投資
資金が必要だというのが一般的な個人投資家では高額なところがネックです。せめて100万円程度
で投資出来れば有難いのですが。
21日の米国市場は3指数とも小幅上昇しました。翌日に注目のエヌビディアの決算を控えて市場で
は様子見ムードもあるようです。エヌビディア株は6ドル高の953ドルで引けました。高値まであと
20ドルほどに迫っています。決算で株価はどう動くのか短期的な動きは中々読み辛いところです。
今年半導体市場は回復は期待できそうですが、まだら模様のようです。生成AI向けは絶好調ですが
PCやスマホ向けは年後半あるいは本格回復は25年になるとの見方もあります。生成AI向けが絶好調
のエヌビディアとPCやスマホ市場への依存度の高い企業との明暗がはっきりしているようです。
SOX指数採用銘柄でもTSMCやアップル向けの材料も出てさらに上昇に拍車のかかったクアルコムや
世界最大の半導体製造装置銘柄であるアプライドマテリアル、テキサスインスルメントなどは株価も
好調、一方PCやスマホ向け苦戦が続いているインテルやAMDは冴えない展開が続いています。半導体
銘柄なら何でも買いという時期は過ぎ現実に業績の裏付けがある銘柄が日米市場とも人気のようです。
の回復が遅れているインテルやAMD
始まりましたが、伸び悩む銘柄もありました。そんな中でレーザーテックとディスコは10年来
高値を更新しました。
レーザーテックのPERは80倍程度、ディスコは52倍ほどです。半導体製造装置や検査装置銘柄
の中でも高い水準です。それでもいち早く両銘柄が10年来高値を更新したのは業績好調が続く
と市場がみていることです。
レーザーテックはASLMが市場を独占するEUV露光装置で製造される半導体の検査装置で世界
シェア100%というのが人気で一躍有名になりましたが、EV向けパワー半導体の素材としてSiC
炭化ケイ素の採用が進み、検査装置の引き合いも強いことが好業績の背景です。
最先端半導体は米国の制裁もあり中国では汎用品やEVに使うパワー半導体に巨額な投資をして
います。特に中国では政府がSiC関連のウエハーや半導体のメーカーを支援しており、装置需要
も旺盛です。その需要を捉えていることがレーザーテックの強みです。
同じことはディスコにも言えます。同社の手掛ける半導体を切断する削る磨くといった製造装置
では独占状態です。特に足元で好調なのはパワー半導体向け需要です。日本の半導体製造装置業
界での成長力は今期トップです。
検査装置業界では市場の予想に大きく届かなかったアドバンテストとレーザーテックは明暗を分
けたようです。年初にはエヌディディア株3兄弟と言われた東京エレクトロン、アドバンテスト
SBGに人気が集中しましたが株価面から言えば今年の勝ち組銘柄はレーザーテックとディスコだ
ったようです。
ただし両銘柄とも超値嵩株でありレーザーテックで430万円余り、ディスコで570万円余りの投資
資金が必要だというのが一般的な個人投資家では高額なところがネックです。せめて100万円程度
で投資出来れば有難いのですが。
21日の米国市場は3指数とも小幅上昇しました。翌日に注目のエヌビディアの決算を控えて市場で
は様子見ムードもあるようです。エヌビディア株は6ドル高の953ドルで引けました。高値まであと
20ドルほどに迫っています。決算で株価はどう動くのか短期的な動きは中々読み辛いところです。
今年半導体市場は回復は期待できそうですが、まだら模様のようです。生成AI向けは絶好調ですが
PCやスマホ向けは年後半あるいは本格回復は25年になるとの見方もあります。生成AI向けが絶好調
のエヌビディアとPCやスマホ市場への依存度の高い企業との明暗がはっきりしているようです。
SOX指数採用銘柄でもTSMCやアップル向けの材料も出てさらに上昇に拍車のかかったクアルコムや
世界最大の半導体製造装置銘柄であるアプライドマテリアル、テキサスインスルメントなどは株価も
好調、一方PCやスマホ向け苦戦が続いているインテルやAMDは冴えない展開が続いています。半導体
銘柄なら何でも買いという時期は過ぎ現実に業績の裏付けがある銘柄が日米市場とも人気のようです。
の回復が遅れているインテルやAMD
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます