kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

FOMC後はどっちに動く

2024-09-18 05:56:20 | 日記
3連休明けの市場は上昇するというアノマリーは今回当てはまらなかったようです。SQ値が
当日の終値を下回ると日経平均はその後軟調に推移するというアノマリーに軍配が挙がった
ようです。より前の予想では先週末の終値(3万6601円)を挟んで上下200円幅という市場
関係者の見方が出ていましたが、ザラ場では800円近い下落になるなど8月初旬の急落以降の
ボラティリティの高い状態は続いているようです。

先週から米国ではFRBの利下げ幅が0.5%になるという予測が勢いを増し大幅利下げトレード
でダウが上昇しました。仮にREBが0.5%の利下げに踏み切ると130円台が定着し輸出関連銘
柄中心に業績の不透明感が増すという連想も働きます。利下げは確実だとしても0.25%か0.5%
では日本株に与える影響は全く違うものになるかもしれません。

また利上げ幅が0.25%になったとしてもFRB参加者によるドットチャートで年内の利下げ幅が
1%を越える水準に集まると11月以降の利下げ幅が0.5%になる可能性が高まり円の先高予想が
持続するかもしれません。このところ円相場と日経平均が連動性を高めているだけにFOMCで
の結果とこれを受けての市場の反応には注意が必要です。

160円を超える大幅な円安が6月には日本経済にとって悪い影響があるという論調が盛んに言わ
れていました。140円前後なら輸出企業と輸入企業にとってはどちらにもまずまずの水準ではな
いでしょうか。円高への反転で電力料金やガソリンなどのエネルギー価格やほぼ輸入に頼る穀物
も価格下落が見込まれ食用油や肉類の国民負担は低下します。

大幅な円安で例え輸入企業の業績が下駄を履いたとしても為替相場は常にどちらかに動くもの
です。140円程度で利益成長できない輸出企業は改善すべき課題があるように思えます。円安
頼みの相場から多少の円高への水準でも確実に利益が増やせる企業でないと長期投資の対象銘
柄として投資家に選ばれません。

米国の小売り売上高は市場予想のマイナスからプラスという結果になりました。米国経済は一定
の底堅さも確認されました。17日から18日の日程で開かれているFOMCで利下げ幅が0.25%か0.5%
になるのかはまだ決め打ちは出来ないようです。円相場は140円台から142円台で戻ってきました。
17日は円高進行懸念で大きく下げる場面がありましたが、142円台まで円安が進んだことで17日と
は反対の動きになりそうです。

コメント
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