kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

やっぱり外人サマサマ

2016-04-22 08:14:05 | 日記
きっと相場には目に見えない流れがあるのでしょう。産油国総会で当初増産
凍結合意という事前予想がちゃぶ台返しで見送りになりG20総会でルー財務
長官が日本の為替介入に対して厳しい態度が伝わり週明け18日の東京市場
は572円安と急落しました。折角先週1000円弱の大幅上昇で一安心のムード
が出てきた東京市場は再び先行き不安が台頭したかに見えました。

ところがどっこい8日のミニSQ当日のバラ場安値(1万5471円)を底とした相場
反転は本物だったようです。気が付けば21日の東京市場は1万7363円となり
1万6000円台からあっという間に1000円上の水準での相場展開になりました。
多くの市場関係者が上値の重さを指摘し円高定着による今期企業業績不安を
口にしていましたが相場の展開は全く違うものでした。

日経平均が3月29日以来の1万7000円台に復帰できたのは今回も海外投資家
の日本株買いの再開でした。12週連続で売り越しを続けていた海外投資家は
4月第1週に326億円の小幅買い越しに転じました。第2週は買い越し額が3848
億円と急増しました。この週日経平均が1000円弱上昇した立役者はやはり海
外投資家だったことが裏付けられました。

個人投資家は2015年11月第3週以来の大幅売り越し(3465億円)を記録しまし
たが海外投資家がそれ以上の買いを入れ売りを吸収しました。やはり東証の
売買高の7割を占める海外投資家の動きは絶大です。おそらくの今週の大幅
高の背後には海外投資家の大幅な買い越しがありそうです。海外投資家の売
買動向は買い越し、売り越しとも継続する傾向がみられます。13週ぶりに買い
越しに転じたことで今週買い越しだったとしても3週目です。数千億円台の金額
で買い越しがまだ続けば日経平均1万8000円前後まで上昇する可能性は高ま
ります。

結局順張りの海外投資家がどう行動するかで東京市場の株価は決まります。
ただし円高基調の定着で今期企業業績は輸出関連銘柄中心に厳しいものと
なりそうです。先陣を切った安川電機の減益決算と株価下落は売られ過ぎの
水準訂正もそれほど上値余地が大きくないという市場のサインなのでしょうか。
海外投資家のどこまで本気で日本株買いを継続するのかどうか。次第に強弱
感が分かれ株価変動も大きくなることには注意が必要です。今期業績見通し
の内容次第では戻りに冷や水をかけられる銘柄も出てきそうです。
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