kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

含み資産株でひと稼ぎ?

2013-03-15 06:39:10 | 日記
まずは今週のここまでの東京市場を振り返ってみましょう。週明けの東京市場
は米国の雇用統計が上振れしたことで海外市場の円相場が96円台を回復した
ことを受け輸出関連銘柄だけでなく不動産や金融なども賑わいました。もっとも
12日以降は円相場の膠着状態もあり東京市場の連騰記録も途切れました。13
日も当面の高値警戒感から引けにかけて下げ幅を広げ2日続落となりました。

そもそも日経平均が1万1600円台から2200円台まで急上昇した要因の一つは
指数寄与度の大きなファーストリテイリングの急騰でした。3万円前後の株価の
推移が続くファーストリテイリングの値動き次第で今後も日経平均は大きな影響
を受けそうです。

円相場の動きに一喜一憂する東京市場ですが、このまま円安が加速して短期間
に100円まで上昇することが果たして良いことでしょうか。3ヶ月後あるいは半年
後ならともかく既に11月中旬より4ケ月で16円程度円安になった訳ですから今後
はもう少し緩やかなペースで円安が進む方が日本経済全体を考えた時には望ま
しいのではないでしょうか。

そうは言っても金融マーケットはとかく変化を求めがちです。円安に振れれば輸
出関連銘柄、円相場が膠着状態になれば含み資産株や農業関連銘柄などの内
需株が物色されます。昨日は不動産セクターに人気が集中しました。特にマンシ
ョン大手の大京は株価が300円台と不動産株では低位株ということもあり大きく
値を飛ばしました。日経平均も不動産株中心に買われ引けにかけて一段高で
今年の高値を更新しました。

含み資産株は根強い人気があります。黒田新総裁のもとで4月3日の会合を待た
ず今月中にでも臨時会合がありそうだとかのニュースが数日前に流れていました
が、含み資産株の人気が続いているのはそんな背景もあるのでしょう。

もっとも外電の記事によると白川総裁が任期満了前に辞任した関係で正式に任期
満了を迎える4月9日以降の5年間について、黒田氏は改めて国会の承認を得る
必要がある。定例の会合を4月3日に控えて敢えて3月末に臨時の会合を敢えて開
くほど切迫した理由があるのかどうか臨時会合のハードルは意外に高いという事を
伝えています。

今週もNY市場の高値更新もあり金曜日高の一日になりそうです。中心は昨日も
賑わった含み資産株中心でしょう。もっとも業績から考えると既に説明のつかない
水準まで上昇した銘柄もあります。出口を考えながら入ることをお勧めします。
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