kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

流れを見極めるそれが大事

2013-11-29 07:18:27 | 日記
11月相場を振り返りここで一句
「日経平均は7年ぶり高値なのに持ち株は良くて横ばい、下手をすれば逆行安」
字余り!

おそらく月間上昇率では今年1番の月になりそうな11月相場も今日1日を残す
だけになりました。昨日の日経平均は277円高と大幅に続伸、毎度恒例の2時
過ぎから先物に断続した買いが入り指数を押し上げそれが割安になった現物
株の買いを誘い月曜日に続いて高値引けとなりました。この水準は7年ぶりだ
そうです。

おそらく株に詳しくない人は全ての投資家が儲かっていると考えていることでし
ょう。しかし値上率の高い銘柄は相変わらず指数寄与度の高い先物御三家や
精密や家電や機械株などです。メガバンクや商社も小幅高で主力どころで売買
を伴なって上昇しているのは日立やパナソニック、三菱重工などごく一部でした。
日経平均は277円上昇しましたが値上がり銘柄998、値下がり銘柄625という数字
が限られた銘柄の上昇が際立っていることを示しています。

どうやら11月相場では先物主導の流れを最後まで読んだ投資家の勝利でした。
作戦としては先物を売買するか、ETF(日経平均の2倍の値動きをするETF)
か指数寄与度の高い御三家や好業績で取り組み妙味がある銘柄(例えばダイ
キンや日本精工、コニカミノルタ、アルプスなどです。)を手がけるかが賢い投資
作戦だったようです。

中長期投資なら別ですが、比較的短期での投資ではいくらPERが市場平均や
業界平均よりも低くてもまた株価が底値圏であろうとも今月は日経平均なみの
上昇率さえも越えられない銘柄が圧倒的に多かったようです。

アベノミクス相場に沸いた今年の東京市場も残すところ後1ヶ月です。さて先物
主導で5月高値近くまで上昇した11月に引き続いて12月相場はどんな展開に
なるのでしょうか。おそらくメジャーSQまではオプションがらみの思惑もあり
先物主導の展開が予想されます。当然NT倍率の高水準は当面続くでしょう。
もっともSQ通過後は株価の水準にもよりますがその反動が気になります。

11月に泣かず飛ばずだった銘柄に活躍の可能性はあるのでしょうか。安値圏
の銘柄を丹念に拾って値上がりをじっと待つようなリターン・リーバーサルが
報われる相場が訪れるのは年明け以降まで持越しでしょうか。やはり投資で
重要なのは企業業績ですが、好業績だからと言って必ずしも指数の上昇ととも
に上がる訳ではありません。まずどんな流れで株価が動いているのかそれを
見極めることが重要です。

例えば今月のように先物主導相場が続くと判断したなら指数に影響のある銘柄
を素直に買ったほうが成功確立は高くなります。その際市場平均よりもPERが高
いとかは余り考えなくても良いのです。低位株の底上げ相場なら低位株を緩和
期待の相場なら不動産や金融株を買うべきなのでしょう。今回は流れを見切れ
なかったことが原因でした。まだまだ勉強です。


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