kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

目先はスピード調整?

2012-02-12 09:40:11 | 日記
先週の東京市場は決算発表で業績下方修正→悪材料出尽くし大幅反発
とういう流れでした。この流れを作ったのはソニーじゃないでしょうか。シャ
ープの予想外の大幅赤字計上で家電メーカーの株価総崩れという悲観が
充満していた市場に同じ赤字幅拡大でもソニー株の大幅反発で市場の雰
囲気はガラリ変わりその後、下方修正を発表した企業の多くが悪材料出
尽くしから株価上昇へと導きました。もっとも好調な決算であったにも拘わ
らず予想の範囲内ということで売られる銘柄もありました。

一方需給面からいえばメガバンクなどの金融株や商社が先週も順調に高
値を更新したことで個人投資家の信用買い残高は大幅に減少しました。
買い残高の低水準や評価損率(3日現在12%)から以前の比べて個人投
資家が動きやすくなったことは確かです。個人投資家に人気が高いメガバ
ンクの株価上昇→信用買い残高減少は少なくとも徐々に市場にプラスに働
きそうです。今後の相場環境にもよりますが、相場下落局面では逆張り指
向の個人投資の買いが下値を支える可能性があります。

9000円の大台達成感と決算発表一巡、テクニカル的な過熱感それにギリ
シャ問題の不透明感から目先は主力株の調整も考えながら材料株物色が
強まるかもしれません。2部市場人気は先物指数に左右される心配が少な
いという理由も大きいのではないでしょうか。2部市場を含めた低位株物色
はまだまだ続くかもしれません。背景には歴史的なPBRの低さから今後
M&AやTOBが増えるかもしれません。企業の余剰資金の積み上がりや
次の成長を求めての業界再編が待ったなしだからです。
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