kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

夏休み

2024-07-25 06:14:29 | 日記
上期の相場の主役だった半導体セクターが先週から大きく崩れました。海外投資家の買いを
背景に日立や三菱重工は大きくこの半年で上昇しました。日立は足元の水準でも年初から7割
高です。同じく三菱重工はさらに大きく年初から120%を超えるです。

日立は絶好調の送配電事業が牽引する形で投資家の成長期待を集めました。PERは足元でも
26倍、一時は28倍までで上昇しました。三菱重工は足元でも27倍です。成長期待を背景に両
銘柄とも利益の伸び以上に株価が上昇しました。

決算でどんな数字が出るかは分かりませんが、予想の範囲以内なら一段高のハードルはかなり
高いでしょう。日立はAIデータセンター関連、三菱重工は防衛関連とテーマに乗ったこともバ
リエーションの切りあがりに繋がりました。両銘柄ともかなり好材料を織り込む形で上昇した
結果、割高感も強まりました。

年初からの値上がり率の大きさから投資家はまだたっっぷりと利益が乗っています。目先に限
っては市場環境の悪化もあり利益確定売りに下げる場面が続くかもしれません。このことは両
銘柄に限ったことではありません。年初からの上昇の大きな銘柄は決算発表で余程のサプライ
ズが無い限り売りで反応することには警戒が必要です。

米国市場でも決算を発表した大手ハイテク銘柄は下落しました。特にマグニセントセブンと言
われる銘柄は前半相場の主役でした。唯一株価が冴えなかったテスラも遅れを取り戻すように
6月下旬から急騰しました。上昇の過程でロボタクシーについて期待がありました。もっとも
既に業績は厳しい状況でした。

思わぬ急騰の背景には売り方の損失覚悟の買戻しもあったのではないでしょうか。業績不振で
空売りが溜まり踏み上げ相場の発展する。しかし買戻し一巡後は上値が重くなり割高感も高まる。
そんな状況で改めて業績不振が明らかになり急落する。

今日の取引は153円台の円高と米国市場で3指数とも大きく下落したことから幅広い銘柄が売られ
3万9000円を大きく割り込んで始まりそうです。やはりオリンピックも始まることから市場は夏休
みモードに突入しそうです。


日経平均に採用され今年の出世株ともなった両銘柄の動きがもし
市場全体の姿を映し出しているとしたら
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