kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

謎は残った

2022-11-14 12:46:25 | 日記
※ 急用が出来たため15日更新分を前倒しします。

11日に注目のSBGの決算発表がありました。新たなる自社株買いの発表はなく、中間
決算では黒字に転換しましたが、保有しているアリババ株の売却で巨額の売却益が発生
することは既に発表済みでしたから目新しい好材料はありませんでした。

7~9月期のビジョンファンドの運用成績不振も続きました。しかし、孫会長は冒頭の
あいさつだけで恒例のライブによる会見はありませんでした。今後は決算発表の場へ
の出席も見合わせるという発表でした。

SBG株主にとっては孫会長の会見を楽しみにしていた投資家も多かっただけにアームの
経営に専念するので決算発表の出席は取りやめるということは寂しい限りではないでし
ょうか。表向きはアームの事業に専念するという理由で決算発表に出席しないというこ
とですが、決算会見当日と準備を含めてもそんなに会長の時間を費やすのか?です。

穿った見方をすれば孫会長がビジョンファンドに対する前向きな発表は当面期待できず
強気で鳴らす孫会長も流石に決算会見場では居場所が見つけられなかったのかもしれま
せん。ともかくビジョンファンドがトンネルを抜ける希望は当面ないという事実でしょ
うか。

そもそもSBGがなぜここまで上昇したのでしょうか。FRBの金融引き締め緩和でグロース
銘柄の反発を反映したという解説には無理があります。ナスダック市場などのグロース
銘柄の急反発は先週後半です。SBG株の反発が鮮明になってきたのは1ヶ月前の10月中旬
です。

SBGは8月に発表した4000億円の自社株買いを10月中旬から3週間で使い切りました。前回
の1兆円の枠の消化には1年近く要したことを考えると異例のペースです。短期筋が多額の
自社株買いに提灯を付けこれといった好材料がないにも拘らず株価上昇が続いたことから
売り残が積み上がり信用取り組み妙味も上昇に弾みをつけたのでしょうか。

3週間で4000億円の自社株買いを決算発表前に使い切ったことで新たなる自社株買いを期待
した投資家もいたのでしょうか。決算発表を受け14日には1割を超える下落だったSBG上昇
劇は背景に何があったのでしょうか。謎はまだ解けないままです。今後株価の推移がどのよ
うなものになるのかは分かりませんが、この急騰劇の背景が知りたいのは私だけでしょうか。

これだけの時価総額の銘柄ですから烏合の衆だけでは説明できません。きっと仕掛けた黒幕
はいる筈です。
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