kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ホットマネーが影の主役

2013-12-02 07:17:11 | 日記
今マザーズ市場で話題を集めているのはミクシーの急騰です。株価は27日から
3日連続ストップという人気ぶりです。11月22日(1707円)→11月29日(3375円)
株価上昇の材料はスマホゲームのヒットとか市場で噂されていますがこの1ヶ月
の出来高や値動きを見る限り何らかの投機筋が絡んでいるような臭いがします。

29日のストップ高でも出来高は僅か7万株です。27日が239万株、28日が199万
株でした。通常なら29日のストップ高で100万株単位の出来高を記録してもよさ
そうなのですが、7万株だったということはこれまで買い集めた株を売りに出さな
かったということです。大きな資金のあるところの介入でしょうか。とても材料視
されるようなスマホゲームのヒットだけではないようです。

まあミクシー株はもう一般的な投資家にとっては参加する株ではなく鑑賞する株
になっています。また主力株の一角である日立が先週29日に大賑わいでした。
出来高はなんと1億3974万株でした。5月20日に今年の高値(801円)を付けた時
の出来高は4942万株でしたからその時のおよそ3倍近い出来高です。28日も
7575万株を記録しています。

今の相場は人気銘柄に商いが集中する一方他の銘柄は閑散見送り状態です。
ですから日経平均採用の225銘柄は先物主導で相場が下落する時には実需が
少ない不人気株は静かに値を消すという現象がおきています。投資家の目が
一部の人気銘柄に向いていますから人気薄の割安株には厳しい局面が続いて
います。

NY市場高、円安で外部環境が良好なことで東京市場も先週終値ベースでは
5月高値を更新して7年ぶりの高値を付けましたが日経平均寄与度の高い
値嵩株が買い上げられたり特定の銘柄に人気が集中したりやや歪な上昇も
目立ちます。日経平均は高値を更新しましたがTOPIXは5月23日の高値
1276ポイントを下回る1258ポイント(29日)です。

このままの流れが続くとすれば12月相場も11月と同じような展開かもしれませ
ん。もっとも人気銘柄の中にはテクニカル的にもかなり過熱状態の銘柄も出て
います。これからはかなりの乱高下もありそうです。確かに外部環境も良好で
1万6000円は突破する可能性は高そうですが先物主導の脆さや一部人気銘柄
への過熱感には注意が必要です。
コメント
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