二日新甫は荒れる

どうやら人気株はとことん買われて不人気株は底が抜けしまうような相場のよう
です。今週の日経平均は1万5000円前半にいますが、銘柄によっては明暗が分
かれているようです。リターンリバーサルを期待して人気薄の銘柄を仕込みまし
たが完全に裏目に出たようです。かねて注目していた日東電工ですが高値から
3割下落して底値だと思って仕込みましたが、まさかこの時期に業績大幅下方修
正をするとは本当に予想外でした。底値圏でリスクの少ない銘柄を選んだつもり
でしたが結果的には判断が甘かったようです。

中間決算を発表してから僅か1ヶ月弱の時点で2度の目業績下方修正をするとは
しかも前回の修正が小幅下方修正だったのに比べて今回は大幅な下方修正でし
た。それだけに市場はネガティブサプライズだと受け止めたようです。一時ストップ
安まで叩かれたことが市場の答えです。

同じ電子部品株として人気の村田製作やアルプス電気が今月相次いで年初来
高値を更新したことを考えるとやはり同じグループでも業績の善し悪しで大き
な差が出ているようです。それでもメジャーＳＱ前に先物主導で上昇した時に持
ち株を処分しようと考えていましたが、やはり欲なのでしょうかもう少し高いところ
で売りたいといういう気持ちが決断を鈍らせました。結果的にはＮＹ高を受けて
大幅に上昇した9日月曜日に実行しなければいけなかったようです。

いつか来た道なのでしょう。5月7月9月それと今回大幅高で高値を付けた時が
判を押したように天井でした。大幅に上昇して高値引けした時には要注意です。
103円前後の円安にもかかわらずソフトバンクなど一部を除いて時価総額の大
きな主力株は全く踊らず新興市場のゲーム株やネット株が急騰急落する荒っぽ
い相場です。市場関係者が言っているようなバラ色の株価上昇には程遠いと思
えます。

久々に二日新甫は荒れるというジンクスが当てはまるようなこれまでの動きです。
こんな時には少しの判断ミスが命取りになります。くれぐれもお気をつけてください。
取り敢えず私は敗戦処理をして次の作戦を考えます。