kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

勝ち馬に乗るのが賢明な選択なのか?

2013-12-21 08:28:31 | 日記
食品なら明治HG、ビールならアサヒ、重電3社じゃ三菱電機、工作機械では
オオクマ、自動車ではマツダ、精密ではHOYA、通信ならソフトバンク、小売り
ならセブン&アイ、メガバンクは三井住友FGなどその業界内で10月以降株価
上昇率は群を抜いています。しかもセブン以外の銘柄はすべて日経平均が5月
高値を更新する前に既に今年の高値をとっています。セブンも5月高値目前です。
そしてこれらの銘柄は尚も一段と上昇しそうな気配です。

市場関係者に聞いた来年の有望業種は米国の景気拡大と一段と円安から自動
車、設備投資が動き出すということから機械株、それに日銀の追加緩和で恩恵
を受ける不動産、銀行などを上げています。しかし業界内でも株価の明暗が分
かれることはこのところの株価推移をみれば明らかです。同じ業種でもキリン
東芝、ツガミ、日産、ダイハツ、いすゞ、三菱UFJなどは5月高値を大きく下回った
ままです。

5月までの上昇相場は多くの銘柄が同じように上昇しましたが5月23日の急落から
その後の株価は明暗が分かれました。上記の銘柄も含めた一握りの銘柄は綺麗
な右肩上がり、そして下値での低迷あるいは完全に右肩下がりのトレンドの銘柄と
分かれてしまいました。

年末年始もこんな相場が続くのであれば個別銘柄なら勢いのある銘柄に追随する
か指数連動型のETFでいくかリスクを取るなら先物を手掛けるしか方法はないよう
に思えます。下値と思っても拾っても一段と値を下げる銘柄がこれだけ多いとまだ
そのグループを拾うタイミングではないのかもしれません。もちろんどこかで流れが
変わり出遅れ銘柄にも日が当たるかもしれませんが、それがいつなのか。期待は
しているのですが。

20日の東京市場は引けにかけて先物主導で上昇しプラス圏に浮上結局11円高と
4日連続で上昇しましたが、値上がり574銘柄に対して値下がり1059銘柄でした。
肌感覚では日経平均が200円近く下げたように感じた投資家も多いでしょう。事の
善し悪しはともかくしばらくは短期筋の先物主導で東京市場は推移するのかもし
れません。こんな相場で勝ち残っていくにはやはり相場の流れに乗る方が賢明な
のかもしれません。

東京市場は来年も上昇が続くという見方が大多数です。しかし日経平均という指数
が上昇しても流れから外れた銘柄は横ばいなら良い方で下落している銘柄も珍しく
ありません。NT倍率12.58歴史的な水準ですが、ここまで長くTOPIXに比べて日経
平均優位な展開が続くともはやこれが当面はノーマルな姿だと認めるべきかもしれ
ません。

22日、23日の更新はお休みします。
コメント
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