kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

歴史は繰り返す

2013-12-06 06:59:52 | 日記
まさかの急落に見舞われた東京市場やはり二日新甫は荒れるという諺が今回は
当てはまりそうな展開になってきました。円相場も数日前には103円台だった水準
からあっという間に101円後半になってしまいました。円相場と再び連動性を強め
だした東京市場の大幅下落は必然だったようです。3日の年初来高値から2日連
続で大幅に下落し合計572円安で1万5177円になってしまった東京市場は今日も
厳しい状況でしょう。1万5100円の攻防でしょうか。

5月の急落は強烈な印象として残っていますが、過去の下落局面をここで振り返っ
てみましょう。
高値      底入れ    下落幅  営業日数  
15627(5/22) 12877(6/7)  2750円   11日
14778(7/23) 13668(7/31) 1110円   6日
14799(9/26) 13853(10/7) 946円    7日 
15749(12/3)  ?

もし今回も同様のパターンとなれば1000円前後の下げでメジャーSQのある13日
前後ということになります。もちろん雇用統計の結果いかんではNY高そして円安
復活というトレンドが戻ってきて今回の調整は前回よりも幅も期間も少ない可能
性もあります。しかし悪い場合も想定することは重要です。投資家ひとりひとり懐
具合も違うでしょう。自分が取れるリスクの中でこれからも対処するということに
変わりはありません。

今回も先物主導での相場上昇の脆さが如実に出てしまった東京市場です。高値
時でしばらく揉み合いが続いた相場なら逃げる猶予ももう少しあったでしょうが。
過去3回の下落時と同じように高値を付けてからバンジージャンプのように急降下
する相場では対策の立てようがありません。

今回もメージャーSQのある来週前半までは少なくとも上昇相場は続くと考えて
いました。市場関係者も1万6000円乗せは早ければ今週中にもあると見通しを
述べていましたが、予想通りにはいかないケースが多いことがやはり今回も当
てはまりました。

昨日現在日経平均は下げたといっても今回の上昇相場のスタート時の1万4086
円(11/8)よりおよそ1100円高い状態です。しかしソフトバンクなどの一部の銘柄
が指数を上げていますから銘柄によっては11月8日の安値時の近くまで既に下げ
た銘柄もあります。しかも今期増益が見込まれている銘柄も多く含まれています。
日経平均の水準は必ずしも実態を表していません。もし指数寄与度の大きな銘
柄が崩れると本当に高値から1000円下落の1万4800円前後の水準も考えられま
す。歴史は繰り返す二日新甫は荒れるという先人の言葉が脳裏をよぎります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする