kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

次の上昇相場に備える

2010-10-22 14:16:22 | 日記
米国市場と日本市場がこんなにも対照的な値動きをするとは
想像以上でした。まあ、世界の中では日本だけが極端な低迷
だといったほうが良いでしょう。通貨の強さとは裏腹です。
まあ一番の原因は最高値に迫ろうとしている円高なのでしょ
うが。また今回ばかりは円高メリットをはやした内需株買い
が盛り上がるどころか一段安している食品や小売株の低迷が
心配になります。

今年の高値に迫ろうとしているニューヨーク市場の株価の動向
並びに円高の行方が東京市場にどのような影響を与えるかとい
ったことです。ニューヨーク市場を支えているのは追加金融
緩和とそれに伴うドル安です。もし11月のFOMCがキッカケ
でドル安に転機がきたら、堅調だったニューヨーク市場が調整
局面になったら前者は東京市場にプラス材料ですが後者はマイ
ナス材料です。

米国高に日本市場が追随できなかった大きな原因が円高だとし
たら差し引き東京市場にはプラスに働くかもしれません。その
場合やはり円高で売られた輸出株が中心でしょうが。ただし
同じ電機株でもパナソニックやアルプスは依然強い動きをして
いますが、TDKや富士通はこのところ下落トレンドです。
同じ業種でも個別銘柄では値動きにバラつきがあります。
やはり業績、需給関係、それに流れなどが影響しているので
しょう。

10月はまず自動車株が人気になり次に不動産、商社、資源株に
人気が波及してどうやら目先はひとやまは超えた感じです。
アヤ戻りはあるとしても今月の高値を抜けて上昇するのは難し
そうです。年内は少なくとも上値が限定的だとしたらここは
作戦としては流れに乗って人気株の回転売買に徹するか、或い
は次の循環物色を待つ作戦で人気圏外の安値を拾うかです。
もちろん銘柄選びでは業績及び株価の位置も大事です。

最近は特定の銘柄が急激に売られる傾向が見られます。しかし
ダメ押しで逆にアクヌケする場合も多くあります。その中から
この銘柄で損したのではあきらめが付くという銘柄に出会った
ら迷わず買えるだけの余裕を持ちたいものです。今は旭硝子に
注目しています。


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不思議なくらい低迷の東京市場

2010-10-22 08:40:13 | 日記
どうやら9月1日から始まった反発場面も目先調整色が強まる
かもしれません。日経平均は9月21日ザラ場高値9704円と
10月7日ザラ場9716円の高値でWトップをつけたような形に
なっています。今週の動きを見るとニューヨーク市場が下げると
東京市場はそれ以上に下落し昨日もニューヨーク市場が129ドル
上昇したにもかかわらず、日経平均は結局5円安でマイナス圏に
沈んでしまいました。

東京市場は来週に決算発表の本格化を控えていますが、川崎汽船
や東芝が観測記事で上期上方修正にもかかわらず、株価の反応は
限定的です。上期はエコカー補助金切れに伴う駆け込み需要や猛
暑のおかげで上方修正する企業が多いでしょうが、通期見通しは
更なる円高や世界景気の不透明感から据え置く企業が多くなりそ
うです。市場は先行きが不安で前向きに好材料を評価しきれない
のが現状です。

現在、東京市場の売買の7割を占めていると言われている外国人
投資家の大幅買い越しでもなければ日経平均が1万円を目指すこ
とはとても不可能だというのが市場のコンセンサスのようです。
ここ安値を更新している銘柄の多くは内需関連の建設株、地銀株
や小売株など品薄銘柄がほとんどです。売り物もそんなにたくさん
出ている訳ではないのですが、買い物が入らない状態です。因みに
昨日の株価2桁の銘柄がいつくあるか調べたら84銘柄が100円を割り
込んでいました。業種的には建設、機械株が多かったのですが、三
菱自動車もついに100円割れの仲間入してしまったのですね。

電気自動車で何かと話題の多い三菱自動車ですが、株価100円以下
ということは単独で生き残るということが非常に難しいと市場は評価
しているのでしょう。この状況から想像すると株価2桁のかなりの
企業が数年先には株式市場から姿を消しているかもしれません。栄枯
盛衰は世の慣わしですが、投資にあたっては余程銘柄選びに注意しな
いと大怪我の元です。
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