kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

じっくり腰をすえて

2010-10-20 14:59:11 | 日記
ニューヨーク市場の金融相場はそろそろ転機を迎えているのでしょうか。
円高にもかかわらず日本の市場が大きく下がらなかったのは金融緩和で
投資マネーが金や原油などの商品に流れニューヨークの株価を支えてい
たからです。FRBの追加緩和で過剰な期待が株価を押し上げていると
したら米国株も余り上昇していなかった日本株も一度下がって調整しな
いと次のステージにはいけないのでしょうか。

不思議と疑いだすとキリがありませんが、思い起こせば7月の時にも米国
企業の四半期決算の発表後、調整局面を迎えました。金融緩和だけでこれ
以上米国株が高値を抜けて大きく上昇することは難しいのかもしれません。
だとすると11100円台まで上昇したニューヨーク市場は取りあえず調整局面
だという気持ちが強くなります。結果はどう転ぶか分かりませんが、頭の
片隅にそのことを入れておいたほうが良さそうです。

ここはおそらく個別株では調整一巡感の出たものをぐっくり拾うという
のが比較的リスクが少ないのでしょう。このところ急騰した不動産株や
商社株は目先は高値波乱でしょうけど。午後の値動きを見ていると、この
ところ調整してした日立や外国人投資家の買いが観測されている日本電産
好業績見通しが伝えられた東芝などがプラス圏に浮上しています。

まあ短期的には米国株が今日反発すれば東京市場も明日は反発するでしょ
うが。ただ米国株は水準としては高いところにありますから決算発表後の
動きに不安があります。もし行き過ぎた追加緩和観測の巻き戻しで金利の
反転、リスク資産回避から商品相場の反落、ドルの上昇だと米国株は下げ
るでしょうが、それで円安に振れれば日本株には支援材料となります。

こうしていろんな材料を考えれば考えるほど日本株は上か下か分からなく
なります。ここは基本に戻って個別銘柄の業績見通し、株価位置、需給
関係などから有望銘柄の押し目買いの方針でいきます。日経平均は9200
円台を維持できるかがポイントです。

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成長企業の落とし穴

2010-10-20 08:51:02 | 日記
ファンケルの株価が低迷している。今年の1月には高値1898円を
つけていたのが昨日の終値は4円安の1260円、特に9月中旬から
の1ヶ月で1割下げています。背景にあるのは主力の通信販売での
化粧品の不振です。ファンケルといえば無添加化粧品の通信販売で
売り上げを大きく伸ばし株価も2006年には株価も2836円の高値を
つけていました。当時の高値から現在は半分以下になってしまった
ことになります。

同じく春に大賑わいだったディー・エヌ・エーは9月下旬から下落
基調になり2700円から1ヶ月で600円近い下げです。携帯ゲーム
の好調は続いているようですが、M&Aの内容と増資が嫌気されて
急落しました。中小型株の中にはあっという間に人気が離散して急落
する銘柄はたくさんあります。小型株に投資するにあたりこの値動き
の大きさはリスクとして頭に入れておかなければなりません。

特に最近の傾向である大型株の堅調、小型株の不振で個人投資家が
小型株から資金を引き上げる傾向が強くなればわずかな悪材料でも
急落する可能性があり小型株投資のタイミングはなかなか難しい
局面です。もっとも実態以上に売られる傾向の強い小型株、ウマく
タイミングをつかめば大きく利益を手にすることもあります。やは
り投資にあたっては銘柄の特徴をよく吟味してからが重要です。

さて今日の相場はどのようになるのでしょうか 。ニューヨーク市場の
大幅安から東京市場も影響は避けられないでしょう。特に海外の商品安
や先週上昇した商社や非鉄、追加緩和で不動産は下落が避けられないで
しょう。
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