kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

需給関係は綱引き

2010-10-19 15:13:37 | 日記
信用買い残高の減少は好材料です。金融法人や事業法人の持ち合い株
解消売りは悪材料です。それに年金資金の株式比率の引き下げも悪材料
です。新興市場や小型株の低迷から分かるように個人の投資マインドの
冷え込みも需給要因からして悪材料です。反対にM&Aを考えている企
業には買収物件が安く買えるメリットもあります。このように需給要因
からは外国人投資家が積極姿勢を示さない限りチカラ強い上昇は期待で
きません。

しかし、円高の影響もあり日本株は世界で最も出遅れています。少なく
とも株式の指標面(PBRやPER)からみたら日本株の割高感はありません。
2月の下落局面ではニューヨーク市場と東京市場の10000ポイント割れ香港
市場の20000ポイント割れを競っていました。それがニューヨーク市場
が11100ポイント台、香港市場が2300ポイント台に対して東京市場は9500
ポイント台と極端に安い状態です。

単なる割安感だけで買うのは危険ですが、腐っても鯛の日本経済がこの
まま沈没してしまうのでしょうか。今のままではダメかもしれませんが
この円高で企業の再編が進めば国内での過当競争も緩和され企業の利益
率も改善に向かい海外へ攻勢に打って出るチャンスが増すかもしれません。

今や飛ぶ鳥も落とす勢いのアップルやサムスンだって或いは日本のコマツ
だって苦難の時代はありました。私は日本の製造業の力を信じて投資しよ
うと思っています。
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この環境下でも買える株はあるはず

2010-10-19 08:28:58 | 日記
ほとんどの人がまだ円高は進むと予想しています。確かに米国の
景気やFRBの姿勢から一般的にはその通りだと思います。ただし
今のところ可能性は低いですが、11月2日のFOMCでの追加緩
和規模が市場の予想通りだったとしても80円を越えてどんどん
円高に進むのでしょうか。

90円に迫る円安に振れるとは思いませんが、FOMC後は84円前後
の円安方向にいったん振れるというシナリオも頭に入れておく必要は
あるのかもしれません。その場合株式市場は急激に円高→輸出株売り
の巻き戻しが起こるかもしれません。

それと円高局面でも企業の業績への影響度は個別企業でかなり差が
出てきそうです。世界で競争力の強い製品を持っている企業はこの
円高局面でも影響は軽微でしょうし、欧米での減少をアジア諸国で
カバーできる企業も相対的に影響は少なくてすみそうです。

要するにこれからは個別の企業業績で株価の位置も違ってきます。
円高円高といわれるとなかなか輸出関連銘柄は手がけづらいですが
その中にも買える銘柄はきっとある筈です。もう少し個別の銘柄の
業績動向を調べる必要はあるでしょう。
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