kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

需給関係には明るさも

2010-10-06 18:03:38 | 日記
今日の続伸は予想以上だったのではないでしょうか。ニューヨ
ークの大幅高があったにせよ為替は83円台の前半で推移し昨日
日銀が追加緩和を発表する前に戻ってしまった訳ですから。この
状況だと15日の高値82円84銭の更新も視野に入れておかないと
いけません。

寄り付きは高くても円高を嫌気して下げに転じるのではないかと
朝の時点では思っていました。金融緩和で不動産株が軒並み買われ
このところ売られていたメガバンクや海運株も買戻しから大幅高に
なりました。一方このところ買われていた日産や富士重工それに
キャノンなどが小幅反落しているように下落幅の大きな銘柄が買い
戻されこのところ上昇の目立った銘柄が利益確定売りに反落した
という具合です。また東芝は高く日立は変わらずという展開でした。

9月後半は15億株前後の日が多かったのですが、先週の後半から
商いが増加傾向で今週も月曜日から20億株を超えて火曜日は24億
株、そして今日は28億株まで売買が増加しました。信用の売りを
こなして上昇したのであれば需給面からは前向きなニュースです。

ただし、まだまだ円高が進む状況に変わりはなく、明日以降買い戻
し一巡後は大幅安という状況も頭に入れておいた方が良さそうです。
まだまだ市場を動かしているのは短期資金ばかりです。ニューヨー
ク市場も流石に11000ドルに近づいてきましたから高値警戒感もあり
注意が必要です。やはりこれからも波乱含みの相場展開でしょう。
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果たして逆張り投資の成果は?

2010-10-06 08:01:38 | 日記
日銀の大胆な緩和策にもかかわらず円高基調いやドル安基調は
(ユーロに対してもかなりドル安が進んでいる)根深いものが
あります。ニュースの見出しだけ見ていると「日経平均137円
高の急反発」と派手に上げたように見えますが、おそらく225
銘柄(それも値嵩株)の上昇が大きく影響しています。小型株
の戻りが微々たるものです。

昨日発表の信用買い残高は322億円減少しました。先週賑わった
自動車、商社株の減少が目立ちました。反対に証券株の野村HDや
みずほFG三菱UFJ、三井住友FGなどのメガバンクなどは
株価下落にもかかわらず買い残高は増加しました。信用買い残高が
増加した背景にあるのは金融緩和と言えばやはりメガバンクなどが
恩恵を受けると思われているのでしょう。また株価が底値だという
判断もあるのでしょう。

メガバンクに対しては高水準な信用買い残高から当面戻りは限定
的だと思っています。相次ぐ増資で需給関係が壊れていますから
修復には時間がかかるでしょう。海運株も同じように株価下落にも
かかわらず信用買い残高が増えたセクターです。業績好調な銘柄は
下げてくると押し目買いを入れたくなるのでしょう。全体の信用買
い残高が大きく減少する状況でこれらの銘柄は需給関係から当面
見送られる可能性もありしばらくは低調な状況が続きそうです。

買い残高の多さがそのまま株価を判断するすべてではもちろんあり
ませんが、現在のような低調な商いの状況では戻り売りが控えてい
る銘柄は見送られる可能性が大きいようです。

とにかく日経平均こそ9500円台乗っていますが、8月31日の
8800円の時よりも株価が下の銘柄も低位株中心に多くなってい
ます。日経平均よりも個人投資家の懐具合は厳しいものがあります。
それにしても日銀の追加緩和は予想以上だったにもかかわらず
その日に海外で一時円相場が82円台をつけたことは驚きです。
改めてドル安の流れが強いことを感じました。

ということはニューヨークの大幅高にもかかわらず東京市場の上げは
限定的なものになるのでしょうか。
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