上野と札幌を寝台特急“カシオペア”...。北海道新幹線開業に伴い、青函トンネル内の電圧が新幹線仕様に切り替わることから廃止が決定され、3月19日の上野発と翌日の札幌発を最後にその役目を終える...。
「ラストランは天気が心配...」と、今朝五稜郭駅付近の沿線に出向きカメラに収める...。午前6時30分過ぎ、現地に到着すると5,6人の撮り鉄が待機している。一人の若い方に声をかけると「東京からで、夕べ函館駅で急行はまなすを撮って、今日この“カシオペア”を撮った後、白鳥で青森に向かい、東京に戻る」という。そんな話をしていると、2つのヘッドライトを点けて“カシオペア”が近づいてくる...。
「来た!!、来た!!...」、少し興奮しながらシャッターを押す...。“カシオペア”はJR初の2階建の寝台客車で、一般利用の寝台特急では唯一機関車牽引で運行しており、定員は174名で常に満室で走っているそうだ...。
戻ろうとすると、撮り鉄の方から「10分もすると札幌に行くのが来るんだよ...」と教えられ待機...。彼は、「全国を電車を追いかけて飛び回り、給料はほとんど電車賃に変わってしまう」と楽しそうに話していたが、JRにとっては上お得意さんの一人だよね...。と、来た!!...、見ていると彼の顔は一瞬緊張したようにも見えるが、撮り終わったときの笑顔は充実感に満ちていた...。
“カシオペア”は、21日で運行を終えるが、今後年数回だけ上野-札幌間を臨時寝台列車として運行する計画もあるようだが、我々が乗れる可能性は低そうだ。遠くからこうして眺めているだけかなあ...。
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