先週から春の花「ザゼンソウ」や「ミズバショウ」が咲き始める...、との報道があった。確かに、先日訪れた清川陣屋の「福寿草」の例年より早い開花だったので、ちょっとして“クロッカス”も咲いているのではと所用の途中、杉並町の遺愛学院の校門をくぐらせてもらった...。
入口で守衛さんに「クロッカスを見学させてください。」とお願いすると、笑顔で「今朝、新聞社の方も取材に来ていましたよ。どうぞ、楽しんできて...。」と快く車を入れてくれる。ホワイトハウスと呼ばれる旧遺愛女学校宣教師会館に向かうと、周辺の芝生一帯に白や紫の花が開き、鮮やかなコントラストを描いている...。
少し冷たい風が吹いていたが、春の日射しを一杯に浴び、ふっくらとした花々は春を彩り、まさに今が見ごろ...。クロッカスはアヤメ科の多年草で、春を告げる花として親しまれている。10cmの背丈に白や紫の可憐な花を咲かせ、花びらが風に揺れる様は、見ているだけで心を和ませてくれる。
この学校の卒業生という乳飲み子を連れての二人ずれ...。「6年間通ったけど、こんなに綺麗だったか記憶から飛んでしまってるよう~...」とその美しさに感動した様子でカメラを向け、花を踏みつけないように気遣いながら楽しんでいる...。
学校の先生もデジタルカメラを手に写真を撮りながら、「例年、入学式の頃が見ごろなんだけど、今年は少し早いなあ...。7日(入学式)まで持ってくれるだろうか?...」と心配しながらシャッターを押していた。先生の話だと、“クロッカス”の花言葉は「青春の喜び」で、一緒に咲くスノードロップの花言葉が「希望」と2つの花は入学式にピッタリの花なんだそうだ...。
ところで、旧宣教師館は、アメリカから遺愛学院での教育のために来られた先生方の住居として明治41年(1908年)に建てられた建造物で、西洋風建築としての価値が高く、平成13年(2001年)に国の重要文化財に指定されており、その白壁から通称「ホワイトハウス」とも呼ばれているそうだ。それにしても、この建物にクロッカスはピッタリ...。
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