JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“新造船”、海へ滑り出す...函館どつく「進水式」

2013-12-06 23:30:40 | 函館港
地元の造船所函館どつくで今年最後の進水式が行われると聞き、空は青空良い写真が撮れるかも...と、時間に併せ車を走らせる。これまで何度か見学をさせてもらい、その都度「進水式はもういいかな...。」と思っているのだが、あの巨大な船体がスルスルと海に滑り落ちていくのを想像すると不思議なもので「もう一度...」という気持ちになる。
                        
 さすがに冬の進水式とあってか、構内の駐車場はいつもより少ない...。それでも、貸し切りバス3台が並び今回進水する巨大な船体の廻りにはそれなりに見物客が待機をしている。

 これまでの進水式では、船首に付けられたくす玉の割れる様子を眺めて来たが、以前に函館どつくで働いている従業員の方から「進水式では、最初は舳先(へさき=船首)のくす玉の割れる華やかさを見て、2回目は艫(とも=船尾)で海に落ちる迫力を楽しんだら...。」と教えてくれたことを思い出し、今回は船尾に待機することにした...。

      
 ここには、南茅部の大船小学校の全校児童39名も待機しており、彼らに「大船でも船を見るでしょう...。」と声を掛けると、「こんなでっけえ船はねえ...。」と驚いた様子で見上げている。

  
 進水式は、船主の台湾国旗と日本国旗の掲揚から始まり、船主から新造船に“CORETALENT OL(コアタレント・オーエル)”と命名、直ちに進水に当たっての事前確認作業が手際よく進められ、準備完了...。船体につなぎ止められていた綱を切断すると大音響の軍艦マーチとサイレンの音とともに目の前を轟音を響かせ船体は勢いよく海に滑り出していく...。

                                                              
 カメラを構えて待機していたつもりだが、その迫力に圧倒され、しかも一瞬の出来事にシャッターを押すはずの指先が動いていない...。見学していた児童達も、「動いた!!...、すげえ~...。」とびっくり様子...。この迫力と感動は何度味わってもいいもんだ...。

 ところで、新造船“CORETALENT OL(19,850㌧)は函館どつくが開発した船倉ボックス型、幅広、浅喫水を特徴とする32,000載貨重量トン型バラ積み貨物船、通称「スーパーハンデイ32」の61隻目で、全長175m、幅29m、深さ14m」、このあと、内装工事などが行われ、2月には船主に引き渡されるとのこと。


いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« “晩酌会”の忘年会... | トップ | 気合いを込めて走る“SLクリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

函館港」カテゴリの最新記事