JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

函館近郊の“工場”を訪ねる見学会...

2012-06-22 22:22:38 | Weblog
 「青雲時報縮刷版」を作った編集仲間10人で3ヵ月に一度懇親を深めている...。メンバーが交代で幹事を務め、これまでは居酒屋で飲み、二次会はカラオケ...、というパターンだったが、今回の幹事は「いつも飲むだけじゃつまらないでしょう...。」と近郊の“工場”を一日がかりで訪ねるというプラン...。

 
 最初は、七飯町にある「はこだてワイン工場」...。早朝にもかかわらず工場の入り口に車を入れると担当の方が出迎えてくれ、早速工場へ...。工場はブドウなど果実の収穫を待って製造にはいることから、製造工程の機械は止まっていたが、搾汁から熟成までの過程を親切に説明していただく...。

 「はこだてワイン」は、昭和48年(1973)に駒ヶ岳酒造として設立され、専用の葡萄園で栽培されたブドウでのワイン作りが始まりとのこと。その後、昭和58年(1983)に現在地に移転し社名も「はこだてワイン」に変更、各地方の特産品から作られたフルーツワインの製造が行われ、七飯町のリンゴ、豊浦町のイチゴ、森町のプルーン、苫小牧市のハスカップなど50種類を超えるそうだ...。
                            
 お楽しみの「試飲」...。目の前に並べられたフルーツワインをグラスに入れて品定め、幹事の心遣いにより気に入ったワインを1本お土産に購入出来るとあって、試飲にも力が入る...。

 
 2つ目の工場は、北斗市にある「道新総合印刷函館工場」...。新聞作りをしてきた我々にとって新聞が作られる最後の印刷過程も興味のあるところと選んだ工場...。入口のインターホーンを押すと案内担当の若い女性が「ようこそお越しくださいました。見学の記念撮影をさせてください...。」とカメラを構える...。
                             
 その後、1階で輪転機に掛けられる巻取紙がロボットで自動的に装着される様子を見学...。この巻取紙は重さが1.3㌧、長さが19kmにも及びという。

 3階の会議室で新聞が出来るまでの概要のビデオを見ていると、夕刊の印刷が始まる合図の放送が入る。見学ギャラリーから眺めさせてもらったが、この印刷は地方版の夕刊で約6千部...。作業は、新聞の印刷から折り込み、新聞販売店毎への梱包、発送の車の前までを時間にしておよそ20分ほどで完了...。

 
 驚きと納得の見学を終えると、担当の女性の方から「お疲れ様でした。ただいま印刷していた本日の夕刊と、皆さんの記念写真を載せた新聞を差し上げます...。」とお土産を頂戴した。この印刷工場は、平成20年4月に完成し、印刷のスピードアップが図られたことと、カラーのページが増え読みやすさが増したといわれている。

 
 最後は、厚沢部町の「札幌酒精工業 厚沢部工場」...。本格焼酎「喜多里」の専用生産施設で、平成18年(2006)に創業された。早速工場の中へ...、ところがワイン工場同様製造は原料の収穫を待って秋から始まるとのことで、製造機械は止まったまま...。それでも、原料の受入から醗酵、蒸留、熟成、瓶詰め、出荷までの行程を見学...。

                             
 特に、貯蔵用専用甕は壮観...。温度湿度が安定しているということで工場の地下に100本が並べられ原酒が貯蔵されていた...。この甕は、日本では作るところがなく、中国で作られたものとのこと。ちなみに、地下の温度は四季を通じて15℃に保たれているそうだ。
 
 この工場では原料は全て地場のものが使われており、主原料のサツマイモは(黄金千貫)は鹿児島からの栽培指導を受けて始められ、厚沢部の良質な水と相まっての製品...。ここでも「試飲」...。厚沢部工場で作られている「芋(サツマイモ)焼酎」、「ジャガイモ焼酎」、「麦焼酎」、「昆布焼酎」の4つを飲み比べ...。お土産には「芋焼酎」が...。

 
 ところで、昼食は厚沢部町うずら温泉にある中華レストランで...。昼食時間を少し過ぎていたが、まだまだ多くの先客がテーブルを囲む人気のレストラン...。我々は個室の案内され地元の食材をふんだんに使われている料理を舌鼓...。料理四品の他にスープ、点心、サラダ、デザート、コーヒーとテーブル一杯で大満足...。
                              
                                  温泉の裏にある水車公園で記念撮影...。
 
 出発する時は「町内会の婦人部の見学会みたいなもんだべやあ...。」や「いや、この年齢ならディサービスだ...。」などの声も聞こえたが、解散する時には「普段行くことのない工場を見させてもらい、土産までもらって楽しい一日だった。1年に1回こんなのいいなあ...。」と満足の様子、幹事さんお疲れでした。次回は、居酒屋からスナックでのカラオケコースかな...。


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