函館初入港、探検船“シルバー・ディスカバラー”．．．

　カレンダーを１枚目繰り上げると９月．．．。「もう９月だけっ．．．。わや早えな．．．」そんな声があちこちから聞こえそうだ。この９月、函館港に６隻の豪華客船が寄港を予定している。６隻全部出迎え・見送りを繰り返すとカレンダーは１０月．．．、「すぐだっけ!!」

　
　９月最初に寄港したのは探検船と呼ばれる小型のクルーズ船で“シルバー・ディスカバラー”．．．。正午入港予定だったが、外国船にしては珍しく２時間遅れでの入港、弁天岸壁で待機していると着岸予定の西ふ頭を目指し、心なしかスピードを上げ急いでいるようにも見える．．．。

　“シルバー・ディスカバラー”は、全長102.9m、総トン数5,218㌧、乗客定員120人クルーズ客船としては小型で、その分インフラが整備されていない入り江の小さな港にも寄港できるとあって、人気が高いそうだ．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　話を聞くと“シルバー・ディスカバラー”は日本の造船所で建造され、「おせあにっくぐれいす」の船名で初就航、その後、さらに「オセアニックオデッセイ」、「クリッパーオデッセイ」と船名を替えて、2014年に大規模な改装を行い船名も現在の“シルバー・ディスカバラー”として世界の海を駆けめぐっている．．．。

　
　今回のクルーズは、小樽港発で函館、青森、能代、佐渡、金沢、境港と日本海を南下し、韓国の浦項（ポハン）、蔚山（ウルサン）を経由して門司、広島、岡山から神戸港まで11日間．．．。さらに話を聞くと、小さいながらもゆったりとした居住空間に、食事も好きな時間に好きなものを食べられるという優雅なクルーズが楽しめるという。確かに乗客定員120名に乗組員が96名．．．、最高のおもてなしをしていただけそうだ。

　ところでブログを探してみたら2007年６月に「クリッパーオデッセイ」の名前で函館に寄港していた。船体が白色から白と黒のツートンカラーに変わっていたが、外観は以前のまま．．．。当たり前か．．．。


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