JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

4人の行修者、勇ましく“水ごり”...佐女川神社寒中みそぎ祭り

2015-01-13 23:15:07 | 木古内町・知内町
 木古内町の佐女川神社で180年以上も前から続けられている「寒中みそぎ祭り」...、今年も今日から開催される。ここ何年か見学させてもらっており、「もうそろそろいいかなあ...」と思うのだが、昨日の新聞で「寒中みそぎ、明日開幕...」の記事を目にすると、「今年も行ってみよう...。」と木古内町へ車を走らせていた。
                              
 今日は行修者と呼ばれる4人の若者が“水ごり”と呼ばれる水浴びの鍛錬にはいることを神に報告する「参籠(さんろう)報告祭」...。神社には既に多くの氏子や観客が“水ごり”の始まるのを待ちかまえている...。何時もと違い境内には雪も少なく、穏やかな天気なのだが、知り合いのカメラマンからは「天気の良いのもいいけど、雪が深々と降っていた方が雰囲気があるんだよね...」との声も聞こえる...。

                               
 午後6時打ち上げ花火の合図で本殿では宮司が祝詞を読み上げ、4人の行修者が鍛錬にはいることを報告し、4人の若者は神前でお祓いを受け、氏子らが玉串を捧げ、豊漁や豊作を祈願...。神前に向かい手を合わす4人の若者はさすがに緊張しているようだ...。

                              
 午後7時...、本殿から鳴り響く太鼓の音に合わせ4人の行修者は、さらしを噛みしめ、白い下帯姿にずきん姿で本殿からの階段をゆっくり下りてくる...。この時の車の車外温度計はプラスの1℃...、とはいえ防寒服を身にまとう観客の方でも首を窄めるほどの寒さ...。

 
 行修者は境内の一角に作られたわらが敷かれた“水ごり”の場に...。腕を組み膝をついた行修者の背中に、別の行修者が「いくぞう!!...」、「おう!!...」と気合いを入れた掛け声とともに冷水をかけ身を清める...。

                      
 一度行修者になったら4つのご神体を毎年変えて海に入る「海中沐浴」するので、必ず4年間は務めなければならない。しかし、これまで途中で止めた行修者はいないという。今年初めて選ばれた行修者は16歳の高校1年生...。

                           
 “水ごり”を終え本殿に戻ったが、再び階段を下りてくる。本殿の扉が開かないと「“水ごり”が足りない」と再び石段を下り“水ごり”を繰り返す...。15日までの3日間、昼夜を問わず数時間おきにこの“水ごり”は行われるが、行修者の若者4人にとっては「試練の3日間」になりそうだ...。この試練を乗り越えた4人の若者は、15日に木古内町の前浜でご神体を抱き「海中みそぎ」を行う...。

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