JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

海上自衛隊補給艦“ときわ”...

2014-06-21 22:30:16 | 客船・練習船・艦船他
                              
 函館港に海上自衛隊補給艦“ときわ”が寄港、一般公開をしているとの情報を知り、早速係留されている港町ふ頭に車を走らせた...。好天にも恵まれ、広い港町ふ頭の岸壁にはビックリするほどの車が並び、大勢の見物客で溢れている...。

 
 補給艦は2年前に「はまな」が寄港し、やはり一般公開が行われ見学させてもらっていたのだが、「あれ!!...、どんな役割の艦船だったけ...」と思い出しながら艦上へと向かう。後部は飛行甲板で、ヘリコプターの格納施設は備えていないが、ヘリポート部分は大型機の発着に対応できるように余裕を持たせた造りになっている...。
                                
 ここから一気に艦橋へ...。狭い階段を昇りビルの4階部分にある艦橋、思いのほか機器類も少なく他の艦船に比べて広々とした感じもする。艦船を操縦する「蛇輪」は意外に小さいので訪ねると、「自動車のパワーステアリングと同じで油圧で操作しているのでこれで十分」とのこと。しかし、補給艦の操船は技術と経験が必要とのこと。艦橋から前甲板を見下ろすと補給用装置が立ち並び密林のようだ...。

  
 その前甲板...。自衛艦といっても艦上には兵装備は見当たらず、逆に給油ホースが吊されており工場のような出で立ち...。艦上に設置された給油用ウインチで航行しながら伴走する艦船に対して給油をすることも出来るという...。

 補給艦“ときわ”は横須賀港を基地とし第一海上補給隊に所属、全長167m、基準排水量8,150㌧、乗組員は120名で、今回は、広報活動と隊員の休養を兼ねての寄港...。いろいろと説明してくれた乗組員の方は苫小牧市の出身で「苫小牧を出て20年にもなるので、北海道は懐かしい。函館は初めてで、明日市内見学をさせて貰うので美味しいものを食べて帰ろうと思っている...。」と期待をしていた...。

                                 
 ところで、艦名の“ときわ”は山口県宇部市の白鳥で名高い、風光明媚な「常磐湖」に因んでいるとのことで、現在海上自衛隊が保有する補給艦5隻は、「ときわ」の他、「とわだ」、「はまな」、「ましゅう」、「おうみ(琵琶湖)」と湖に由来する名が付けられているとのこと...。


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函館山から“夏至の日の出”を...

2014-06-21 21:22:36 | 函館公園、函館山
 今日は二十四節気のひとつ“夏至”...。言わずもがなの「一年で最も昼が長い日」で、函館の日の出は午前4時2分、日没が午後7時16分、昼の長さが15時間14分...。この“夏至の日の出”を毎年眺めてみたいと思っていたが、なかなか天気に恵まれず、実現できずにいた。幸い、天気予報は「晴れマーク」...、「今年は最後のチャンスかも...」と勇気を振り絞って午前1時半起床、函館山山頂に向かう...・

    
 以前から「夏至の時期は、太陽が函館山の真向かいから昇る...。」と聞かされていた。函館山の向かいとなると、市街地を上から照らしながら昇るんだろうなあ...、と思いを馳せ函館山の山頂に立つ...。午前2時...、暗闇に浮かぶ函館の夜景、夕景後の夜景と違ってライトアップされた華やかな灯りは見えないが、静まりかえった街の小さな灯りの繋がりは華やかさはなくとも美しい...。

                                    
 午前3時...、車の車外温度計は10℃、防寒対策万全で来たつもりだったが、少し強い風は寒さを連れてくる。Tシャツ姿の若者達は「めっちゃ綺麗...、マジ寒いっけ...」と早々に退散していく...。この頃になって、東側に聳える山並みが白みかけた空にシルエットとなって浮かびあがる...。
    
 4時近くになって朝夜景見物に市民も次々と登ってくる...。ところが、函館山の西側海上(入船海岸)で発生する霧が、風に乗って次から次と函館山を掠め、市街地を覆い隠すが、これがまた幻想的な函館の街にしてくれる...。
                                      
 ただ、幻想的なうちは良いのだが、上空まで昇ると折角の日の出が...。そんな心配をしながら待つと、若い女性のグループが「なんでこんなに人が多いんですか?何かあるんですか?...」と問いかけられ、「今日夏至だから、夏至の日の出を待っている」と応えると、「じゃ一緒に頑張って日の出まで待っています...。」
   
 日の出時刻から少し遅れて午前4時9分...。函館山の真表面にオレンジ色に輝く太陽が現れ、函館の街を照らし始める。大勢の見物客から一斉に「出たあ!!...、凄い!!...、綺麗!!」などの歓声があがる...。グループの彼女たちも「感動しました。待っててよかったです」とお礼を言って立ち去る...。

 時間にして2時間余り...。登る時は「日の出だけ見られれば...」の気持ちだったが、山頂からの刻々と変わる函館の朝夜景に魅せられ、さらに東の空が白んでくる情景と流れる霧に隠される街並みを目にして、寒さも忘れカメラから離れられない気持ちにさせれらた。こんな素晴らしい光景は恐らく再び見ることは出来ないはず...、運がよかったのかも知れない...。


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