JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

支援母船“よこすか”、深海巡行探査機“うらしま”...函館港で一般公開

2014-06-07 23:03:10 | 客船・練習船・艦船他
 弁天町に完成した「国際水産・海洋総合研究センター」の開所に合わせ、今日センター前の岸壁に支援母船「よこすか」と深海巡行探査機“うらしま”の一般公開が行われた...。生憎の空模様、それに海の傍では寒いのでは少し躊躇したが、数少ないチャンスなはず...、と弁天に向けて車を走らせた...。
                               
 予想通りというか、冷たい風と雨で訪れる市民も少ない...。岸壁に係留されている海洋研究開発機構所属の支援母船“よこすか”(4,439トン)は、平成2年(1990)に有人潜水調査船「しんかい6500」の支援母船として建造され、日本近海だけでなく世界の海を潜航調査する「しんかい6500」を支援...。平成12年(2000)から深海巡行探査機“うらしま”の支援母船としても活用されているが、「しんかい6500」と同時搭載できないため、交互に運用している。

        
 “よこすか”は全長105m、幅16mで、ブリッジには高性能のレーダーや他船との衝突を避けるための衝突予防援助装置などが並び、船には乗組員の他潜水船要員や研究員など定員は60名、今回は約40名のスタッフでノサップ沖での海底調査を終えての寄港とのこと...。

 
 深海巡行探査機“うらしま”は、支援母船“よこすか”の後部格納庫に搭載されている。全長約10m、幅1.3m、高さ2.4mで重量は約10トン...、平成12年に完成し調査を開始、翌年には深度3,518m潜航に成功。パンフレットによると深度800mで56時間、317kmの連続長距離航走の世界記録をもっているとのこと...。
                                
 それにしても10トンの鉄の塊をプログラムされているとはいえ、調査測線に沿って海底の地形や構造のデータを取得できるというから、たいしたもんだ...。この全長10mの胴体の中にどんな機器が積み込まれているのか覗き込んでみたくなる...。

     
 ところで、「国際水産・海洋総合研究センター」...。水産・海洋の研究機関が入居してそれぞれのテーマをもって研究に勤しむ、いわば入居型の貸研究施設...。海に囲まれ、海洋・水産で育まれてきた函館にピッタリの施設かも知れない。

                                
 通常、土日、祝日は閉館とのことだが、今日は“よこすか”、“うらしま”の一般公開もあって開館されていた...。真新しい施設には、研究室はもとより、大小の会議室や実習室などが備えられ、エントランスホールの大型実験水槽はさしずめ水族館...。

  
 4階にある展望ロビー...。函館港を一望でき、晴れていれば駒ヶ岳も見えるはず...。


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