JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

春満載...山陰・山陽の旅(1)

2009-04-15 20:45:28 | 旅行
 3月29日(日)から4泊5日で山陰・山陽の旅を楽しんできた。「旅なら春だ!、春ならサクラだ!」と、勝手に決め込み旅行会社のパンフレットを眺めながら、「旨いものも食べられて、サクラの花も見られるのは?...、これだ。」と“山陰・山陽全周5日間の旅”のツアーに乗ることにした。しかし、期間中の天気予報を見ると山陰地方に「傘マーク」がある...、ちょっと心配だなあ....。
              
 函館空港からの参加者は7人、羽田空港で北海道各地からの参加者と合流し総勢36名で大阪伊丹空港へ。伊丹空港に降りてビックリ、「寒みい、なにこれ、これだら北海道より寒いべあ...。」の声、確かに陽はあるのだが風が冷たい。サクラは大丈夫かな...。
 ともあれ、バスは今日の宿泊地宮津湯らゆら温泉に直行、今日は温泉に入って寝るだけ.....。

 2日目 いよいよ山陰地方を西に向かってのバスの旅、天気予報に「傘マーク」が小さくあるが雨の心配はなさそう。しかし、ガイドさん曰く「山陰地方は天気の替わりが早く“弁当忘れても、傘忘れるな”といわれている。用心に越したことはないので、傘の用意を怠りなく。」との案内。この言葉、北陸能登の旅へ行ったときも教えてもらった。日本海側の天気は替わりやすいということなんだ。
 最初に案内されたところは、日本三景の一つ「天橋立」


 天橋立は、約7,000本の松林が続く長さ3.2km、幅が最大170mほどの砂州で、宮津湾を二分している。「丹後風土記には、イザナギとイザナミの神が天に通うためにかけた橋という伝説が残っている。」(案内板)そうだ。


 展望台から見たときは、海に掛かる松並木程度により思えなかったが、「股のぞき」の台に立って股の下からのぞくと景色が一変...、噂どおり、天に架かる橋のように見え絶景。ガイドさんからは「股の下からのぞいて景色が良いからといって、カメラで撮らないように...。」との注意があったが、何故か撮りたくなる....。

                 
 バスは京都府から鳥取県に入り、「鳥取砂丘」へ。日本海沿いにある東西16km、南北2kmの日本最大級の海岸砂丘で、見渡す限り圧倒的な砂の世界が広がる。見学時間は昼食を含めて1時間30分だという、さあ大変だ...、高さが47mの馬の背に登にも足が砂に取られて歩きにくい。それでも、頂上からはどこまでも続く海原と白砂の織りなす景観は美しく、ゆっくり堪能したいのだが....、時間が....。


 ラクダで砂漠を遊覧?人なつっこいラクダの背に乗って砂漠を散策する光景は、異国情緒を醸し出してくれている。惜しむらくは青空だと奇麗だろうなあ....、ところが、夏場は暑くてとても裸足では歩けないそうだ。

                    


 水とお城の街、松江へ。ここで、お城、船下り、小泉八雲記念館の3班に分かれて見学することになった。どれも行きたいがやはり時間がないということで、船下りに参加。市街地を流れる堀川を約50分で回る観光遊覧船に乗り1周、船からは松江城や武家屋敷など松江を代表する名所を違った角度で眺められ、風流な船旅を味わうことができた。
 そうそう、軽快な語り口で案内してくれた今林さんは名物船頭さんとのことだが、「私は明日で、定年退職...。」と話してくれた。ちょっと寂しそうでした....。



                      
 少し時間がある。タクシーで松江城まで行けるかも....と、いうことでタクシーを走らせた。天守閣には登れなかったが、5分咲きほどのサクラの花に囲まれた松江城をカメラに収めることができた。帰りに武家屋敷でタクシーを止めてもらいカメラを構えたが、船から見た風情とはまた違った光景を見せてもらった。
 今晩の泊まりは、玉造温泉。途中、宍道湖に落ちる夕陽を眺めることができた。これもカメラに収めたかったのだが、いかんせんバスの中では致し方なし...。

                      
 食事の後、観光会館で郷土芸能が見られるとあって出かけてきた。地元の民謡と踊り、そして、本場の「安来節」に「ドジョウすくい」を堪能できたが、メーンイベントは「ドジョウすくい」の講習会。観客から5人が参加、講師の手ほどきよろしく踊るのだがなかなか様にならない。簡単そうでも、形を作るのはなかなかどうして難しそう...、

 3日目 昨日はバスが走っているときに「雨」、見学中は雨が上がると、タイミングが良い。ツアー客の中に晴れ男がいるのかもしれないが、ガイドさんは「安心したら駄目。“弁当忘れても傘忘れるな”の言い伝えを忘れないで...。」と慎重だ。


 今日最初の見学地は、縁結びの神様を祀る「出雲大社」。早朝とあって見学者も少なく、「霊験あらたか...」そのものといった雰囲気。現在出雲大社は神殿改築中で御神体は御仮殿に住まわれており、改築が終わる2013年に御本殿に還られるとのこと。

                             


 巫女さんや神主さんたちの朝の掃除に立ち会うことができた。

                        
 また、神楽殿の長さが13m、太さは6m、重さ5tもあるという日本一の大注連縄。どうして作り、どうして付けたんだろう....。ところで、神社での礼拝は一般的には「二拝、二拍手、一拝」だが、出雲大社での礼拝は「二拝、四拍手、一拝」、何故なんだろう...、ガイドさんが説明してくれていたのに.....、寝てたかな。


 バスはさらに西に進み、山陰の小京都といわれる「津和野」を見学。薄曇りながら青空ものぞき気温も上昇、散策には絶好の天気となり、ガイドさんも「白壁と赤レンガの街並みを味わってきてください。」と、アドバイスをくれるのだが、ここも昼食を含めて90分では、いかんせん時間が足りない。

    

                      
 津和野川や殿町通りのサクラが満開で、満開の桜が白壁によく似合う。掘り割りを泳ぐ色とりどりの鯉の大きさにはビックリ...、デカイの何のって、そんじょそこらの鯉の大きさではない。


 バスは島根県から山口県に入る。今日最後の見学地は「萩」。萩は毛利家35万石の城下町として栄え、毛利家の家臣達により学問と教育活動に力が注がれ、明治維新の原動力となったといわれている多くの人材を輩出している。松陰神社は、幕末の思想家 吉田松陰を祀るに建てられたもの。

     

                       
 武家屋敷を散策したが、細い路地に白壁の土塀が並び、土塀から満開のサクラや夏みかんがのぞき、萩らしい風情が漂う。萩には多くの歴史的な建物や400年以上の歴史を誇る萩焼の窯元が点在するなど、街中が歴史を伝える博物館といわれているそうだ。

              
 今日の泊まりは萩温泉。食事までの時間ホテルの前の海岸を散歩すると、釣りをしていた小学生が「アオサギ」に釣った魚を与えている。サギは警戒心の強い鳥で、あまり人には近づかないのだが、やっぱり魚には目がないようだ....。

          
 日本海に沈む夕陽をやっとカメラに入れることができた.....。

 ここまでで、行程の半分「山陰の旅」は終わった。風は冷たかったものの、幸い雨にもあたらず、目的の満開のサクラもあちこちで眺めることができた。明日からは「山陽の旅」、ガイドさん曰く「天気は良さそうだし、サクラも見頃...、みなさん運のいい方ばかりですね。」だって....、続きは明日....。
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