早春の夜明け．．．．大沼

　今日の函館の天気予報は、朝から「お日様」マークの晴れ、久し振りに大沼の朝焼けをカメラにと早起きをして車を走らせた。この時期、朝の寒さもさほどこたえなくなったが、一方、日の出が早まるばかりで、実はこれも大変だ。ちなみに、今朝の函館の日の出は午前5時11分．．．。


　トンネルを抜け空を見上げると紺碧の空に駒ヶ岳が聳え立ち素晴らしい光景を見せている。日の出の時間を気にしながらも、これもカメラに収めないと、急停車．．．．．。
　　　　　
　どうにか、大沼湖畔の日の出には間に合ったものの、辺りは既に明るくなりつつある。平日にもかかわらず、すでに７～８人のカメラマンが三脚を立て一心にシャッターを押し続けている。やっぱり、ちょっと遅かったのかな．．．．．．．．。

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　太陽が山並みから顔を出し始めると、水鳥たちの動きも激しくなる。そして、湖面には陽が眩しく映り込み、鳥たちは陽の光を追うように泳ぎだす。それも束の間、太陽は一気に空に浮かぶ．．．．。
　　　　　　　　
　そんなざわめきもほんの一時、その後は何事もなかったかの如く、駒ヶ岳は朝日に輝き湖面に映り込み、いつもの大沼に戻っていた．．．．．．。早起きは辛いが、この大沼での短い時間の移り変わりはいつも感動を与えてくれる。これもここに足を運んでこそ感じるものなので、これからも頑張って早起きをしようかなあ～．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ところで、駒ヶ岳を撮影中、足元に霜を被った「フキノトウ」が顔を見せていた。この位のものが食用として美味しいとのことだが、どうも口には入らない。昔、田舎にいた頃は“ばんけ”と呼んでいたと記憶しているのだが．．．．。