子供の頃には、なぜこんなものを、と不思議に思う食べ物が
ありました。
それを大人になるといつしか食べている私。
シソ、魚卵、ちりめん、ホルモン・・等々。
○
なぜそんな食べ方を、というのもありましたね。
子供は、うどんだけでお腹いっぱいにしたいのに
あたかもそれをオカズの如くに、白ご飯がつきます。
我家だけでなく、関西では多い風景です。
一回の食事代を安く済ませよう、なのだろう、
セコイねえ。と、思っていました。
○
ところが、還暦をはるかに越えた私に、ある時期突然
白いご飯の味が分かり始めたのです。
そんな大した話ではなく、ご飯が美味い、と
思えるようになっただけのことです。
ずうっと長い間、オカズを美味しく戴くために
合い間に口をさっぱりさせ、胃袋への充実感
・・これがご飯の役割だと思っていたのです。
これは、現実には正反対のことでしたね。
ご飯を美味しく戴くためにオカズが付いてくる、
主役はあくまで米の飯なのでした。
○
であるなら饂飩をオカズに白いご飯、はアリです。
なぜ、今まで気づかなかったのか・・酒が良くない
かもしれません。
白米を食べなくなりますからね。
それとも年月が味覚を変えたのか。
○
ここんとこ山形の「つや姫」がお気に入りです。
ちょいと値段が高くなったので今秋はどうでしょ。
地元広島でもそんなに悪くはありません。
今、戴いているのは高野町のコシヒカリ。
粒がしっかりとしていて甘味も十分にあります。
○
また2合のお試し米を買ってしまいました。
宮城の登米のササニシキです。
味は悪くありませんが、粒が柔らかすぎますね。
極端に言うと、おかゆの感じです。
今の私はまだコシヒカリのほうが好みです。
ただ、このササニシキは冷めても甘味が十分
冷えて柔らかさの加減も良くなります。
夏、私の好きな(水漬)が美味しいでしょう。