いろいろありました

2012-11-13 10:10:54 | 塾あれこれ
塾を始めてしばらくたったころです。
かなり成績のよい男の子が入塾してきました。
個性は強そうですがマジメ。

しばらくたってご家庭全体か、お母さんが特にそうなのか
受験に関する彼へのプレッシャーが強いと分かってきました。

中学受験は失敗したけれど高校ではリベンジ!

この辺りでは難関高と言われているA高に通りたいのです。
途中の数字としては十分可能なものが出ていました。

保護者の方との懇談を年5~6回しています。
実質一時間はお話をしますね。

こちらからの説明、ご質問・・・

彼のお母様は熱心で良いのですが、午前11時からの懇談に
20~30分早くお出でになります。
(私も準備があるのですが・・・・)

お忙しいので早めに済ませたいのか、と思いましたが
12時になっても「・・と、言うことでこれからもよろしく」
などと頭を下げ、終了のサインを出しても帰られないのですね。

毎回、2時間はお話になりました。
(疲れます)


さて、プレッシャーが強すぎたか、自信がありすぎたか
盛り上がるべき時期になってもペースが上がってきません。

家で一生懸命考えてる空気がないのですね。

受験ではモチベーションを初めとするエネルギーが大切ですから
もっと盛り上がらないと・・・

家に電話を入れました。

「どうもペースが上がりません。
 危機感を持って宿題なども、もっとガリガリやらないと・・」
そんな話をしたのですが、反応がもひとつでしたので、つい
「試験はヤル気です、こんな状況ではA高どころかB高ですら
 危なくなるかもしれません、まだひと頑張り・・」

「まー、なんていうことをオッシャイますの。
 うちの○○ちゃんがBを落ちるなんて失礼な・・」

(あのね私の言いたいのは・・)
今までいろいろ話してきたのは何だったんでしょうか。


もう一件、似た話があります。
やはりそのままでは厳しそうなので

「普通の進学塾なら『通る通る』て言っておいてお月謝を頂き
 万一ダメだったら『あと一歩でした、もうひと月あれば・・』
 なんていくらでも言い逃れをしますが、それは嫌いなので
 コンピューターの機械的な数字以上に実際はきつそうでして
 その原因は・・・」
話すのをさえぎって大声がでました。

「んまああ、ぬアんてことぉ~」

大変に興奮されていましたが
(最後まで聞けよな)


お辞めになるかと思いましたが、なぜか塾は続けられました。

しかし子供のテンションは確実に下がった。
親のせいなのか、塾が下手だったのか・・・