お金は幻

2015-03-22 15:59:44 | 塾あれこれ
貨幣というものは人間の約束の上に成り立つ、ただの数字
だから、幻想であるとも言える。
これは私が若いころに言われていたことです。

お金。
実態があるといえばある、只の数字にしか
すぎないと言えば、そうでもある。


株を持っている方なら、このところの株高で
良い思いをしておられるでしょう。
2倍、3倍になったとか。

100万の株投資が、黙っていて100万の利益・・
すごい話ですね。
金持ちがますます富むワケです。

もし1億円も株を持ってたら。。。儲けも1億、ははは
笑いが止まらないでしょうね。

ところが「幻」ですからふっと影が薄くなることも
ありえます。
リーマンショックのようにね。

あの時は中国経済にまだ体力があったので比較的早くに
世界経済が回復に向かいました。
いま再来したら・・中国が落ち目ですからねえ。

95年の神戸大震災から十数年で311があったように
リーマンショック以上の激震がおそってもおかしくはない。
だれもが「まさか」と思っていても、です。


では、株ではなくて預貯金に切り替えですか?
今回の株高でも現金化した人が多いとか。

けれど金利は低いし物価は上昇して貨幣価値は下がるし、と
ハイパーインフレを除外しても魅力は大きくありません。

銀行から引き出し制限、とか通貨切り下げとか
庶民にとって有り難くない手段が山ほどあります。

タンス預金をしていても無駄ですね。
泥棒に入られる恐れもあるし。

不動産?
供給過剰です。

宝石貴金属?
足元を見られますね。
「このダイヤ、傷ついてますね」とか。

海外モノ?
リスクも大きいよね。

結局、儲けられるときにしっかりと儲け、リスクを分散して
守る、ということしかないようです。
金持ちには有効だけれど貧乏人は真似できません。


悔しいですね。

株高は、庶民を苦しめる円安が支えています。
もうひとつ、国家的な介入が支えています。
日銀とか、年金運用とか

金の流れを金持ちの方へ加速させ
アベノミクスと言ってる。

分かってて、何もできないのが悔しい。


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