教育勅語

2017-04-07 11:46:49 | 塾あれこれ
およそ如何なる文においても、思想的な背景や
そのものにまつわる歴史から先ず思考することが
基本ですが、難しいその部分を敢えて残しておきます。

政府・自民党が『教育勅語』を取りあげておられます。

「全てが否定される内容ではない」ので
教育にも使える部分が(大いに?)ある、と。

人それぞれですからご自由に、というべきでしょうが
私には違和感が残る文章です。

果してこの短い文章(10行ほどの)から何を教材と
なしうるのか。
そもそも教育勅語でなきゃならんのか。

『朕惟フニ我ガ皇祖皇宗国ヲ肇ムコト宏遠ニ』
のっけから主権者=天皇の上から目線です。
「付いてこいよ」ですかね。

当然ながら最後までその姿勢のまま
『朕爾臣民ト共ニ・・其徳ヲ一ニセンコトヲ
庶幾フ』

良い悪いではありませんが、現行憲法の
民主主義とは違うようですね。

政府は、できればこの勅語の
『一旦緩急アレバ義勇公ニ奉ジ』という
部分を強調したいのではないか?

天皇が「自分のために尽くす臣民であれ」と
仰ってる。
そんなに国民が離反していた筈はないのに
信じて頂けないのかしら。


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