授業は目でする

2009-06-21 10:38:42 | 塾あれこれ
ご近所で植えておられる花です。(盗撮)
道の際でコケかなと思っていたのですが。


評論家三日目です。
自分のことをタナにあげ言いたい放題ってのも
落ち着きませんから今日で切り上げましょう。

一斉授業においては教員と生徒の人間的な関係が
大切ですが、それは目に現れますね。
(目以外でもありますが)

ワンパタンの例えですがオーケストラの指揮者は
何を使って指揮をしているでしょうか?

指揮棒も重要ですが、まず体全体からあふれる存在感
そして何と言っても(視線)

お金持ちがオーケストラを借り切って指揮者の真似を
披露したがるそうです。

オーディオの前でも手をふって没我状態になれますから
生で客を招いての指揮は気持ちが良いでしょう。
(学生の頃ムシカという音楽喫茶でスピーカーの前にたち
 一生懸命「指揮」をしておられる人が・・・)

楽団のほうがえらいと指揮者を無視します。
(N響の地方公演はロコツだね、二度と行かない!)

教室ではこうはありたくないものです。

うまく関係が出来ると教員=指揮者、生徒=演奏者で
気持ちのよい関係ができます。
もちろん音楽のように一方通行のきつい関係だけでは
よくありませんが、教える授業のときは気持ちよく
指揮者になれるとよいですね。

自分が指揮者のつもりになることが大切です。
生徒の視線を一身に浴びこちらもきちんと目配りする。

指揮者がするように顔を右に向けたまま左手で別の指示
をだす、なども難しくありません。

ヨソを向いているようでも当たるぞ、となれば初めての
クラスでもすぐにまとまってくるでしょう。

生徒の視線を得ていればこちらの考えも伝わります。
不規則発言をする子は授業に乗れない場合が多いのです
から、まず自分のワールドに引っ張りこむことです。

そのためには、まずこちらの視線。


もしテレビドラマで上記のようなシーンがあれば
「不自然だ」と言われるかもしれません。

だったら世間の目がそうであるうちに良い授業を展開し
他の人と差をつけるチャンスかもしれません。


できたらよいなあ、と思っていたのが指揮者の授業。

なかでもカルロス・クライバーみたいなのを一度でも
できたら・・という大それた夢を持っていました。

遠く足元にも及ばないまま塾勤めをやめ
授業をしなくなって十年余りになります。

続けていれば少しは上手くなったでしょうか?

体力が落ちてゆくからもともと弱い私はダメ。


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