美人を前に再度冷や汗

2008-07-01 10:29:35 | 塾あれこれ
それほどお知り合いがいるわけではありません。
6/18に書いた方です。

男性の悪い癖は美人に弱い。
団塊世代の悪い癖はすぐに「講釈」が始まる。

この二つが同時発生。
えらそうな話を始めたものの、ん~マズイなあ。
これを後の祭りといい、冷や汗をかきました。

いくら相手がお若いとはいえ学校の先生に向かって
塾のオッサンが(偉そげ)に。
失礼いたしました。

いつも同様にザツな話でしたので若干補足しながら
申し上げます。


当塾は「教えない」が看板の一つです。
それは方法論としての「教えない」であって
教えたいことがない、ではお話になりません。

では私にとって教える基本とは何か?
民主主義を大切にすること、です。
これを基本においているツモリです。

社会とか、国語とか、だけではありません。
数学でも物理でも民主主義の基本がなければ
悪魔の技術に結びつきますから。

受験塾を中心にハウツーだけを教えるところが
まだ多いと思いますが、それでよいのか?
「顧客のニーズから」と返事がきそうです。

では、ご自分の中に「教えたいこと」がない?

こんなことを口走っていると
「あなたはゴリッパ」と嫌味で逆襲されそうですね。


自分が伝えたいことが「本当に正しいか」も
検討しなければなりません。

更に、その中に必ず潜む欠点弱点も教えているか
この検証が必要です。

(民主主義)にも多くの、しかも大きな問題が
あります。
・・それでも民主主義しかないのです。

アホな学生であった私は就職して驚いた。
会社のどこに学校で習った民主主義がある?
驚くほうもソートーですが、結局民主主義しかないと
すればどう教えるか、が課題になった出発点です。

次に「どう伝えているか」も難しい。

押し付けになってやしないか。

政治的なことは避けねばなりません。
個人の精神の自由に関わることを勝手に方向付ける
権利は誰にもないのです。
その人間の将来を全て責任持つ、なんて
できるわけがありませんから。

だからこそ、こちらは意識的でなければなりません。


プライオリティーはどうか。

いくら大切なことだからといって受験直前の生徒に
「民主主義とは」をえんえん喋る人はいないでしょう。

月謝をはらい、時間を使って塾に来られるのは
「民主主義」を習うためではありません。
それは学校で、というのが普通ですよね。

今算数が出来ない子に向かって(級長の選び方)は
後回しでよい、と私は考えます。
異論も多いかなあ?

よくお見受けするタイプに「正しいことをしている」
という信念が強すぎる方がおられます。
無反省になっているのでは、と思える時があります。
自分も似たことをしてやしないかなあ?


大人は全て何かの形で教育に関わります。

学校や塾だけでなく
子育てをしている親も、そうでない人も
みんな教育をしています。

私などそういう仕事をしていてすら美人を前の
おこがましい話は恥ずかしいものです。
世間話をしていりゃいいものを、ね。

自分がそれほどの人間でないと思っていれば
立派な人間が行うべき教育に関わるのは
気恥ずかしいといいますか。

日本では多くの人のホンネがこうではないで
しょうか。
そんなに強くなれない。
一見強くても偏っていたり・・

(つづく)


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