カズがスターなら雀々も劣らず名人の域に

2011-03-30 21:36:59 | 塾あれこれ
昨日のカズは最高でしたね。
実はもともとそれほど彼を見てはいません。

なんだか調子よく点はとるけれど、どうか?という
固定観念が強すぎたのかもしれません。

さすがに高齢(失礼)になられて、と思っていたら
あのゴールでしょ。
ん~、と唸るしかないじゃありませんか。

「花」って必要なんですよ。
ここで一発!ができるかどうか。

超スターはそれが出来る人なんですね。
もちろん、なかなかおられません。
同時代に生きる人間は幸せです。

選手にも役員にもこの大変な時期にサッカーでよいのか
という気持ちがよぎられたと思います。

そういう中で(良いサッカーを見せる)これがプロ
というより、人の在り方として立派だと思うのです。

チャリティーに賛同した大勢の客がいるのですから。


ちょっと書きにくかったのですが、今月13日、地震の
あったすぐあとですね、「節談説教と落語の会」に
出かけたのです。
前売りを買っていましたしね。

語り芸の原点の一つには間違いない節談説教とは
どのようなものか、興味がありましたし、
落語にも興味がありました。
桂雀々の大ネタでしたから。

当日はまず「勤行」があり、皆さんでお経をとなえ
(私はただ座っておりましたが)
震災への祈りも合わせて行われました。

説教は、もっと節の多いものと想像していましたが
宗教色を強く、かつ人を惹き付けるためか
現代に息づいた演出?で、お話なさいました。

昔はどうだったのかなあ?
えんえん歌っていたのじゃないか?


節談と芸能の関係を解説された後に、お目当ての?雀々が
登場、大変な熱演で会場を沸かせました。
『地獄八景』
(地震の直後でずいぶんやりにくかったのではないかなあ)

枝雀が70年代後半に東京で独演会をし、あまり江戸っ子に
知られていなかった芸を披露、会場は、本当に笑いで
どよめきましたが、あのときを思い出すほどでした。
(あれを超える大うけは私は知らない)

枝雀のマネではなく、芸を受け継いでいました。
雀々の師匠への愛と傾倒が良く分かり、本当は泣きそう。
枝雀はよい弟子に恵まれましたね。

高座は、たくさん書くべきことがありますが、一つだけ。

彼は客を共感させるのです。
枝雀もそうでした。
志ん生もそうではなかったか?(高座を知らない・・)

驚いたことがあります。

高座で皆が良く知っている歌を歌いながら話を進めている
ときに、客席のかなりの人数が一緒に歌い始めました。
歌えよと誘われて歌うのなら別ですが
まったくの自然発生での歌声。

雀々は名人に近づいているようです。

同時代に生きる幸せ。


写真は尾道の土堂小学校(小5の途中までいました)
ほとんど変わっていないイメージです。

『てっぱん』ロケ地の一つ。
あの踊り、ここでもやってましたね。

欠陥が多すぎるくらいのドラマでしたが
まずまずの後味です。
役者が良いね。
瀧本さん、若さという花があります。


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