外交の安倍

2014-02-15 10:37:52 | 塾あれこれ
経済=アベノミクスが喧伝されますが
彼は取り巻きの言うとおりをオウム返しに言うだけで
自身は経済には弱いと思われます。

現在の経済を「俺のお蔭で良くなった」と主張しますが
旧来の自民党を支えた財界には良く(←短期的だけれど)
日本全体にとっては決して良くはない現状です。

国全体の富の目減りが大きすぎるじゃありませんか。
この辺りへの意識がどうか?


円安を誘導して(しなくてもそのベクトルではあった)
輸出大企業の株が上がった、と胸を張りますが
多くの国民の生計が厳しくなっています。

これは一種の「付け替え」
日銀が国民の富を「トヨタ」に動かしただけなのです。

短期の株高は大手の投資家が儲けて喜ぶだけで
経済の実態はいまだ日陰のまま。

1ドル360円の円安には戻れないのですから、企業が
どのように藻掻いても、濡れ手で粟だったあの頃の
再現は不可能なのです。


インフレを成長エネルギーの原動力のようにいう「理論」
ですが、原因と結果を(多分意図して)混同していますね。
インフレは結果の状態。

インフレ誘導は高齢者(勝ち組がいうお荷物)から企業への
これまた「富の付け替え(=移動)」を狙うものです。

格差拡大は勝ち組の目標なのです。

アベノミクスで若者に富が回る・・・?

一部勝ち組に入れた若者は、ね。
その他大勢の若者は格差拡大のうねりを受けます。


内政は憲法改正を念願としておられます。

「何を、なぜ、どう」という処がまだ曖昧なまま
内閣の勢いがあるうちにやっちゃおう、というのは
少なくとも本末転倒ではないでしょうか。

国民に大切なことだから、議論を深めねば。

多数決で押し切っちゃえば良い、少数者はゴネるな
という空気は頂けません。
民主主義の否定です。

安倍内閣の致命的な欠陥は「口先だけ」

心とはまったく違いそうな、民主主義などを言いつのり
原発の見直しも形だけで、実際は再稼働へ一直線、
などなど。
言い逃れ出来ればそれでよし、のようです。
古臭い政治家のかたちですね。

よって今国会は中継があってもほとんど視聴しません。
白々しくて腹が立つから。

安倍内閣が民主主義を破壊しそうですね。


では、安倍外交はどうか。

野田や菅のときに比べると積極的です。
一応、評価できますね。

ただ、中身はお寒い。

インドでも成果はまったく出せませんでした。
ロシアでも。

米国での東海表記など、明らかに外交敗北。

オバマ訪日でも米韓に敗れています。

このまま無理して国賓あつかいすることは
天皇陛下に対する不敬。
政治利用以外の何物でもありません。

マスメディアは何を沈黙しているのだろう?
責任を追求しなければならないのに。

トップが握手をし、会談することは外交の一部にしか
すぎないのだけれど、勘違いしてるのか
カミサンと飛行機に乗るのが嬉しいのか、
TVに映って、文句も言われないし、きもち良いんだ。。

それでいかなる成果が上がっているか。

外務省を生かしきれてないのではないかなあ。
もっとも、この役所もヒドイようですからねえ。


外交では、政府が独占し他の干渉を排除する部分が
大きいのですが、しかし、それ以外も重要。

経済や文化が外交に及ぼす影響は大きいのです。
間接的ではありますが。
特に、民主主義国家では。

この部分に安倍外交が足を引っ張っていることは
事実ですね。

当然ながら政府の姿勢が経済・文化に及ぼす影響も
見逃せません。

「口先」は権力が及ぶ国内でしか通用しないですから。


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