実は消費デフレ?

2014-02-03 13:02:20 | 塾あれこれ
物価が上がってデフレを脱出と言われます。

ま、そうなのでしょうが、異なる面もあると
思うのです、以下の話はいかがでしょう?
「消費デフレ」とは拙い表現ですけれど。

カップ麺が上がったとしましょうか。

消費者のかなりの部分がより安いタイプに
乗り換えます。味や量は我慢して。
また袋麺の消費も増えます。

我家の即席麺、一食当たりの単価も
一か月の支出額も減っていますね。
消費量は変わらずとも。

消費額の統計があるかどうかは存じませんが
ス-パーへ行けば明白です。
安い品の増えたこと。

定期的な外食の価格が上がるとしましょうか。
10%上がったら、行く回数は10%以上の減少。

もしそうならば、物価は上がっているけれども
消費額はそれに伴わないことになります。

価格統計=インフレ、実消費=デフレ
なんてことになりかねませんね。

消費減は価格上昇ではカバーできないハズです。
本来、通貨の価値が減りますから、貯蓄のメリットも減る
のですが、人間って、貯蓄には手を付けず
逆に支出を減らします。

最近の小売業の苦戦は消費額の減少によるものです。
ない袖は振れないのです。

少なくとも団塊世代より上の人間は貧しかった日本を
知っています。
多くの人間が消費を減らすほうに回りますね。
行く先が不安なら、目減りしてでも金を握っておきたい
これが人情というものです。

社会保障の怪しい国
年よりを減少させたい国
働かず、寄越せよこせとばかり言う人々
・・こんな国ですから、なおさら。


一部の大会社、お金持などはインフレに変わると
喜んで、高額商品も売れていると聞きます。

景気を上げてくれます。

しかしその効果は一部にとどまり、結局、格差の確認
をするだけの役にしかたちません。

資本主義では格差が生じることは当たりまえです。
むしろ正義かも(ホリエモンなどによれば)

とはいえ行きすぎると必ず社会不安を招きます。
社会全体の許容力を越えると・・・?


こういう場合、本来ならば社会文化のありかたが
将来を指し示すものですが、米国の子分を任じたい
現在の日本人には(屁の河童)らしいですね。


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