ゴメンて言えれば楽なのに

2009-02-01 12:29:34 | 塾あれこれ
子供のころに、日本では軽く「ゴメン」て謝るけど
外国ではそうしないんだ、と聞きました。
変だなあ、と思いましたね。

何かで悪いことがあれば謝るのが当たり前で
そうしないとケンカになるでしょ?
不思議な国・・

少し大きくなって、責任を問われるといけないから
気軽に自らの非を認めるような発言はできないのだと
聞かされ、また驚きました。

何という国だろう。
人間関係を和らげるゴメンと、責任を認めるかどうか
を混同するとは。
アタマが悪いのか、よほど根性が悪い集団か。

日本では、日常の人間関係と公的な関係とを区別する
のは当然のこと、だから円滑な生活が可能なので。
その区別もできないとは、何ということでしょう。

ところが、今や日本がそうなりつつあるらしい。
うっかり謝ると裁判で負けてしまうオソレがある、
ゴメンといえない国になってしまったのですね。


M電器は立志伝中の「神様」が一代にして築きあげた
世界企業ですが、近年は製品の質が落ちてやしない?
(カタカナに社名変更するかなり以前からの話です)

会社が成長する基本となっていた、たとえ最先端は
進まなくても、製品の質がよく、何よりも壊れにくい
従って結局「安い」
そんな長所が消えてしまったのです。

神様は天国で泣いておられるでしょう。

様々な要因があるでしょうがクレームなどへの対応力
が弱くなっているのも原因の一つです。
この会社も「絶対にクレームを出さない」という意気
ごみで仕事をすることが際だっていたはず。
安かろう悪かろうを強く嫌っていたのもそれ故です。

形があるクレームならば修理のデータで一定の分析が
可能です。
けれどもソフト的なクレーム等は分りにくい。
それを掬いあげていたのが末端の社員であり全国の
販売店の人々であったはずです。

会社が官僚的になっていったのでしょうか、それらが
上がりづらくなっていったのではないか?
「そんなこと現場で解決しろ」という雰囲気。

うっかり謝ればタイヘン、という気になるでしょう。

製品の改善や商品開発のアイデアなども下からは
あがりませんね。

これらが長い目でみると大きなマイナスになって
今やM電器も他の会社と変わらないイメージですね。

特定の会社についてウンヌンではなくて、あのMでも
そうだということです。

いずれ、大きな事故を起こしたり競争力を失ったり
することがないように、クレームなどを現場だけで
処理してしまう空気を払拭すべきですね。


今は空前の不景気を迎え(まだ入り口です)社内で
生き残ることに神経を使うだけになりやすい、
怖くて何もいえないのが普通ですね。

人々や会社自体が自由な空気を呼び覚まさないと
萎縮が進むと思います。

「こごと幸兵衛」の出番ですねえ。。。。


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