オレは客だと威張る人

2008-08-18 11:29:25 | 塾あれこれ
昔、尊敬していた上司に落胆したことがあります。

国鉄の改札職員に金を投げつけたというのです。
ストライキも多かったし態度が悪い職員もいました。
細かい話を聞けばナルホドと思った話でしょうが
その時は嫌な感じがしました。

「オレは客だ」と威張る人がいますね。
そんな雰囲気に思えたのです。

自分が客相手の仕事をしている人に多そうです。
サラリーマンならば営業畑。

普段は商売相手に対してどんなことにもペコペコし
いったん自分が客になるとマナーが悪くなります。

サービスして当然だろ、って感じです。
いつもやられていることを取り戻す勢い!

金を媒介にした上下関係にしばられているのです。
向こうも同じ人間だとは思わないのでしょう。
最近こういう方が増えているような気がします。

その空気が子供に影響していないか?


「あなたの言うことはさっぱり分らない。
 もっと分りやすく説明してくれ」

学生・生徒からこのような発信がふえていると
思いますが、どうでしょう。

そのこと自体は決して100%悪いということでは
ありません。

もしこういうことをはっきりと言える子供がいれば
素晴らしいことです。
実際は分らない授業であっても黙っているばかりの
生徒が多いでしょうから。

そういう関係ができている先生なら万一授業が下手
でも立派な教育をしていると言えるでしょう。


ただ、あえて言うならば、先の私の上司のような
姿勢が子供にあるのではないか。
万一そうであるとすると問題が残ります。

金を払っている、までの意識はないでしょうが
権利ばかり要求する形になっているかもしれません。

学生生徒には教えてもらう権利があります。
同時に自分で考え勉強する義務があります。

この努力をしないで「質問」するのです。
教えてもらう姿勢に甘さがでやすいと言えます。
話をまったく聞いていないこともありそうですね。

たぶん社会全体のありようが関係します。
だれかが努力するだけで他で(甘やかす)のでは
子供は考えてくれませんよね。


ペットのダイエトで奥さんが苦労しているのに
実効があがらない、妙だと思っていたらダンナが
影でやっていた・・

何年も前に「お母さん、家で勉強を教えないで」
という本がありました。

賛同したお母さんが苦労していると
影でオバアサンが教えていた・・

(続きます)


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