幼いころ家には風呂がなく銭湯に通いました。
子どもですから、遊び場の感覚です。
さぞ迷惑なガキだったことでしょう。
母と一緒に「女風呂」です。
小学校の高学年でもそう。
ある時、いつも通りワーワーと騒ぎながら湯船の
周りを走っていました。
若い女性に睨まれちゃった。
痴漢を見る目でしょうね、
大人になって分かりましたが。
ただ私はよほど感性が鈍かったようで
女性の裸なぞ何の意味もありませんでした。
○
さすがにその日を境に「男風呂」に変わりました。
当たり前ですね。
時々、刺青のオジさんがいたりして(複数)
結構怖かったものです。
水が掛かったくらいで「おい、こら」
近頃と違い刺青は迫力がありましたからね。
「さわぐな、ゆーとろうが」
○
大人は風呂上りにラムネを呑んでいました。
1本10円
羨ましくてね。
5円の飲料水でも手が出ません。
いつか飲めるようになったとき
「なんじゃこれ」
不味くはありませんが、特別な味でもない。
手が届かない物って、こうなのかもしれません。
子どもですから、遊び場の感覚です。
さぞ迷惑なガキだったことでしょう。
母と一緒に「女風呂」です。
小学校の高学年でもそう。
ある時、いつも通りワーワーと騒ぎながら湯船の
周りを走っていました。
若い女性に睨まれちゃった。
痴漢を見る目でしょうね、
大人になって分かりましたが。
ただ私はよほど感性が鈍かったようで
女性の裸なぞ何の意味もありませんでした。
○
さすがにその日を境に「男風呂」に変わりました。
当たり前ですね。
時々、刺青のオジさんがいたりして(複数)
結構怖かったものです。
水が掛かったくらいで「おい、こら」
近頃と違い刺青は迫力がありましたからね。
「さわぐな、ゆーとろうが」
○
大人は風呂上りにラムネを呑んでいました。
1本10円
羨ましくてね。
5円の飲料水でも手が出ません。
いつか飲めるようになったとき
「なんじゃこれ」
不味くはありませんが、特別な味でもない。
手が届かない物って、こうなのかもしれません。