鈍い子

2017-07-22 16:17:00 | 塾あれこれ
幼いころ家には風呂がなく銭湯に通いました。
子どもですから、遊び場の感覚です。

さぞ迷惑なガキだったことでしょう。

母と一緒に「女風呂」です。
小学校の高学年でもそう。

ある時、いつも通りワーワーと騒ぎながら湯船の
周りを走っていました。

若い女性に睨まれちゃった。
痴漢を見る目でしょうね、
大人になって分かりましたが。

ただ私はよほど感性が鈍かったようで
女性の裸なぞ何の意味もありませんでした。


さすがにその日を境に「男風呂」に変わりました。
当たり前ですね。

時々、刺青のオジさんがいたりして(複数)
結構怖かったものです。
水が掛かったくらいで「おい、こら」
近頃と違い刺青は迫力がありましたからね。

「さわぐな、ゆーとろうが」


大人は風呂上りにラムネを呑んでいました。
1本10円

羨ましくてね。
5円の飲料水でも手が出ません。

いつか飲めるようになったとき
「なんじゃこれ」

不味くはありませんが、特別な味でもない。

手が届かない物って、こうなのかもしれません。