自業自得

2016-07-12 10:36:01 | 塾あれこれ
若者が不満を持っていると報道されます。

時代を問わず若者の欲する社会と現実の乖離は大きく
我われ団塊世代だって若いころは文句ばかりでした。

当然な要求もあり、甘えもあった、筈です。

今の若者の要求も、そうなのでしょう。
ツケが先送りにされ将来の負担が増す、と。


政府は何十年も前から同じことをしてきました。
少子化も分かり切っていたことです。

役人は自分が定年になるまで破綻しなければよい、と
問題を先送りします。
自分たちの保護だけはしっかりしておいて、ね。


ノスタルジーと共に昭和を振り返られますが
物質的には厳しい社会でした。

うすっぺらいアパートに住んで、共有ぼっとん便所、
銭湯通いが普通でしたね。

自分の家をもつ、が大きな夢でした。

今からは想像できない暮らしでしたね。

その分、今の若者は恵まれています。
あの時代では生きていけないでしょう。

現在あるリッチさは当然とし、将来も気楽に
自分の好き勝手をしたい。

若者の要求としては分かる気もしますが
老人への社会保障まで削ろうってのは度が過ぎます。

そんな魂胆だから、年よりが「守りに入る」のです。

自分がいくつまで生きるか、どんな病気になるか
どんな社会になっているか、資産の価値はどうなるか
・・などなど。
もちろん子や孫の世代は信用できないし。


こんな社会にしたのも大人にも責任はあります。
「オンリーワンで生きてよいのです」が実は
教育の放棄だったりしてね。

「お友達のような親子」を目指した団塊世代あたりが
無責任の出発点ではないでしょうか。
良い子は育ったのですが。。。

インフレは良いか

2016-07-12 09:52:42 | 塾あれこれ
デフレは良くないという・・そりゃ、そうでしょう。

しかし、だからといってインフレがよいのか?
私にはそうは思えません。

デフレの「反対」がインフレではありません
どちらとも良くはないのです。

インフレ気味のほうが好景気に結びつき易い。
ただね、今の世の中、好景気がもろ手で歓迎
すべきか、どうかすら、すでに怪しいのです。

企業は目先を生きぬかねばなりません。
デフレが困るというわけ。
我々はそれだけが判断基準でしょうか

地球資源の加速度的な浪費がいつまで続けられるか?

徐々なインフレ⇒過度なインフレ⇒地球規模の破綻
・・こうなる恐れが強い。

現政権がそのことを知らないわけがありません。
政治家も官僚も頭の良い方ばかりなんですから。

万一のことが起きても、空っとぼけられる程度の
日本国民だから疎略に扱う事が出来てるのです。

この国民、馬鹿じゃありません、実はね。
賢すぎるのです。
長い間、島国で生きてきた文化です。
イギリスに似て宗教色が薄い。

長いものには巻かれろが一番得だ、と熟知しています。
地球がどうなろうと、次世代の人間がどうなろうと
それよりまず今の自分の利益が優先されます。

「オレが死んだら、そのあとは知らない」
「バチが当たって地獄に落ちる?んなこたーネー」

仰る通りかもしれません。
けれども、たまたま上手くいっただけかもしれません。

年金で株価を支える、なんて邪道は危ないと思います。