ランドセル

2016-07-15 17:11:34 | 塾あれこれ
ランドセルのシーズンですね。
もう今年の受注が終了した会社もあるほど。

私には子も孫もいないので買ったことがありません。

買う場合、自分の好みを選ぶ場合と
本人を連れて好みを選ばせる、とがあるでしょう。

私の場合、祖父母が購入してくれました。
半世紀以上前のことですが、その当時から
祖父母が買うものだったのですかね?

場合に寄れば、購入はきついこともあるでしょう。

が、孫の喜ぶ様子を見るのはさぞ良い気持ちでしょうね。


私も覚えています。

黒い大き目のランドセルでした。
周りの一年生よりも見栄えがしていましたね。
革の黒さがぴかぴかしていましたね。

はい、もう嬉しくて。
学校へも大威張りで通いました。

何度か書きましたように祖父は戦前は金持ちでした。
晩年は極端にミジメでしたが、人間、躓くと・・

ですから一応の目は効くと自負してたでしょう。

「このランドセルは安い割には見栄えがする」と
思っていたに違いありません。

ところが、小3のころにそのランドセルの糸目が
ほつれ初めたのです。
外から見える場所。

私は大人しい子供でしたから、扱いに問題はナシ。
多分(仏の幸兵衛)がまた騙されたのです。

あろうことか表面の革の下には紙を使っていました。

さすがに父親が「次は俺が買う」

子供心に「貧しいって恥ずかしいな」
今、祖父の気持ちも分かるような気がします。
「ちょっとボタンを掛け違えただけなのに」