社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

先生を悼む。(3)

2005年04月07日 07時44分30秒 | Weblog
 先生がガンの手術を受けられる間の約1ヶ月。私はフォローする事となった。入院されていても、先生は仕事の事が気がかりだったらしい。手術後、まだ安静にしなければならない時期から、私に、さかんに電話をかけて来られた。

 私の方も、慣れない給与計算や、小難しい助成金処理をこなして行った。

 ガン自体は、かなり進んでいたらしい。退院後、抗癌剤を打ちながらの仕事はきつかったものと推察する。それであっても、仕事をあきらめる事はなかったように思う。

 それから数年たった。私は先生が大きな手術をされた事を忘れたわけではないが、手術と化学療法がガンを撲滅した・・・ということを信じて疑わなくなった時期であった。先生から「ガンが転移した。」と言う連絡をいただいたのである。

 私は何を言っていいかわからなかった。先生は、「これからガンと共存だな。」と言われたのを覚えている。ガンの転移=治らない・・・ではないが、治療は難しくなって行く。そこら辺のことも先生はご存知だったように思う。

 治療が始まった。週一の抗癌剤投与である。先生がだんだん小さくなっていかれたのは、この頃からだったろうか。また、自然と私がフォローに入る事となった。

(この頃、私も忙しい時期が多くなっていた。そのため、フォローにはもう一人のA先生も参加していただく形となった。先生の信任も厚く、私も良く存じ上げている先生である。私が匿名のため、先生のお名前もA先生のお名前も書けないが、A先生のご尽力には私も助かったし、先生も心強かったと思う。この場を借りて、A先生に感謝の意を表したい。)

以下、次号。
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