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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第20回その2)

2009年05月05日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 環8通り付近の高架工事風景

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京急蒲田駅周辺には、第1京浜国道、環8通り、多摩堤通りと、旧多摩堤通りの国道などの大通りが4つあり、京急の高架化にはこれらに鉄橋の架設が必要で、現在4鉄橋が共に架設工事を進めています。

京急蒲田第2踏切鉄橋架設工事
4月11日に見ると京急蒲田第2踏切(旧多摩堤通り)の上に鉄橋が架設されていました。架設された鉄橋にはコンクリート製の橋梁桁が、高架橋桁台の西側寄りに上り線2階部が4本と、下り線3階部が2本の鉄橋築造の橋梁が載せられていました。

 旧多摩堤通り鉄橋架設1(写真拡大0411撮影)

同29日には3階部の橋梁が4本に増え、5月2日には2階部の橋梁が7本となっていました。

 旧多摩堤通り鉄橋架設2(:3階橋梁桁が4本となる0429撮影、:2階橋梁桁が7本となる0502撮影)

旧多摩堤通りの橋梁桁の架設は、線路脇のヤードに見えるオレンジ色のクレーンで工事が行われており、クレーンの傍には架設する橋梁桁が置かれています。旧多摩堤通りの交通規制の案内板には次回の規制が、5月9、12日として同13日を予備日として行われることが通知されていますので、予定日に鉄橋の橋梁桁が引き続き架設されるようです。

 旧多摩堤通り鉄橋架設3(:鉄橋架設工事を行うオレンジ色のクレーン、:ヤードに保管の橋梁桁0501撮影、:旧多摩堤通り交通規制のお知らせ看板0429撮影)

第5工区の高架化工事
・京急蒲田第2から第5踏切間の高架橋工事
旧多摩堤通り鉄橋が架設されている同第2踏切南際の2面高架橋と、その南先の1面高架橋は早くから築造されており、両高架橋間の連結橋は架設済みです。さらにその先には、高架橋建設のための作業台が同第4踏切の先まで築かれていました。前回記述時には作業台が短縮され、同第4踏切を挟んで高架橋が築造されていました。

 京急蒲田第2踏切から第4踏切までの高架橋築造(:京急蒲田第2踏切南の第1橋目の2面高架橋、:連結橋の付いた第2橋目の1面高架橋、:第2踏切から第4踏切までの高架橋0429撮影)  

4月29日に見ると作業台が撤去され、第2踏切から第3橋目の4面高架橋が築造中でした。

 築造中の第3橋目の3面高架橋(写真拡大0429撮影)

3面高架橋の南には同第4踏切北側に接する第4橋目の2面高架橋が前回記述時には築造しており、同29日にはスラブが付いていました。同第4踏切の南に接した第5橋目の高架橋は築造が既に完了した2面高架橋で、その先南端には第6橋目の環8鉄橋を架設の四角注橋脚の1面高架橋で構成されています。

 第4踏切北から第5踏切までの高架橋(:第4踏切北の4橋目の2面高架橋、:第4踏切南の5橋目の2面高架橋0429撮影、:第5踏切北の6橋目の1面高架橋0502撮影)

・環8鉄橋架設工事
前回記述時には環8鉄橋は工事用の覆いで囲われていましたが、4月15日には2、3階部の鉄橋の覆いがとられて、青のツートンカラーの橋梁が周囲の環境にマッチした姿を現しています。

 姿を現わした環8鉄橋合成(写真拡大0415撮影)

・京急蒲田第5から第6踏切間の高架橋工事
第5、第6踏切間の高架橋は、環8鉄橋を架ける四角柱の1面高架橋と、第6踏切北際の丸形鋼管柱の2面高架橋が構築され、両橋ともに3階部高架橋を築造しており高架橋間には3階部の連結橋が架設済みです。
京急蒲田駅からの複線の線路は同第6踏切付近で単線に収束されて、2面高架橋の第6踏切側では3階下り線が東側を通り、2階上り線が西側を通ります。

 京急蒲田第5-6踏切間の高架橋(:京急蒲田第5踏切南際の環8鉄橋が架かる1面高架橋、:京急蒲田第6踏切北の2面高架橋、:第6踏切から2面高架橋を下から覗く0502撮影)

*第1期高架化完了時の空港線横浜直通の運行
高架化の第1期完了により本線上り線の2階高架橋での運行が始まります。これにより、環8通りの完全な立体交差のため、本線下り線は空きとなった仮環8立体交差線路を運行(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第19回その2)参照」)します。この仮環8立体交差線路は、京急蒲田第6踏切付近で高架橋の高さが高く、高架化の2階高架橋と同一の高さとなっています。

横浜方面からの羽田空港行きの列車が2階高架橋を走行して来て、空港線の地上在来下り線路に進むためには高架橋を降りる必要があります。また、羽田空港発の列車が空港線の2階高架橋を走行して来ると、本線の地上在来下り線路に降りる必要があります。
これを実現するためには、京急蒲田第6踏切の北または南方の2面高架橋の2階部と、仮環8立体交差高架橋とをクロスして線路を交差すれば可能であるとの考え方が、読者の釜本さんのコメント(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第10回)」参照)で寄せられましたのでご覧下さい。

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