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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第10回)

2009年04月14日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2009 仮上り線高架橋 

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第8工区地形図
第8工区の高架化工事の地形は、地形図(再掲)に示すように京急蒲田(空)第4踏切から糀谷第1踏切までの糀谷駅高架橋の工事個所と、同第1踏切から第2踏切までの糀谷駅高架橋を降下する傾斜高架橋部と傾斜盛り土部の工事個所に分けられます。

 第8工区地形図(再掲)

駅構内高架橋築造工事
・高架駅橋
前回記述時には、駅構内中央部の高架橋は3面目の高架駅橋を築造中でした。
3月21日には、中央部の高架橋は3面高架駅橋として出来ていました。

 糀谷駅構内中央部3面高架橋(写真拡大0321撮影)

4月13日に見ると、3面目の中央部高架橋とホーム南端高架橋間に仮上り線ホーム連結橋が架設されていました。この仮上り線ホームは、羽田空港発の都心方面行きと横浜方面発の羽田空港行きの列車が発着します。
注) 仮上り線:「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第9回)」の駅構内高架橋築造工事参照。

 糀谷駅高架橋の上り仮ホーム部(写真拡大0413撮影)

・仮上り線高架橋
3月29日に見ると、糀谷第1踏切の東側で築造している傾斜高架橋に対応して、踏切の西側に1対の丸形鋼管の脚柱と仮の細い四角形の脚柱による横梁桁が付いた仮上り線高架橋脚が建立されていました。

 仮上り線の高架橋脚柱の建立(写真拡大0329撮影)

4月7日には2面の仮上り線高架橋の姿が見られ、10、13日と高架橋への建立が進んでいます。

 仮上り線の駅構内2面高架橋を築造(:0407撮影、:0410撮影、:0413撮影 写真拡大)

糀谷第1踏切東側の高架化工事
・傾斜高架橋工事
糀谷第1踏切東側の高架化工事は、傾斜高架橋建設が踏切際の第1高架橋築造に続き、第2と第3高架橋が築造され、その先はカーブに遮えぎられて見えません。
前回記述時では、第1高架橋は基礎工事の段階で、第2高架橋は築造が開始されたところでした。

 糀谷第1踏切東側の高架化工事(:糀谷第1踏切から見た傾斜高架橋、:傾斜第2高架橋 、:傾斜第3高架橋0321撮影)

3月21日に見ると、糀谷第1踏切際には傾斜第1高架橋が姿をみせ、4月7、13日と高架橋の築造がピッチを上げて進んできました。

 傾斜第1高架橋(:0321撮影、:0407撮影、:0413撮影 写真拡大)

傾斜第2高架橋は築造が早くから始まりましたが、他の高架橋と歩調を合わせて進行しています。

 傾斜第2高架橋(:車窓から0321撮影、:北ヤードから0410撮影、:0413撮影 写真拡大)

傾斜第3高架橋は工事車搬入口付近までの高架橋で、ここから東方部は盛り土の傾斜となります。

 傾斜第3高架橋(:工事車搬入口から0321撮影、:北ヤードから0410撮影、:0410撮影 写真拡大)

・盛り土部工事
現在、盛り土部の築造物は見当たりません、予備工事が行われています。

 盛り土部工事(:盛り土部工事現場車窓0321撮影、:盛り土部工事現場車窓0410撮影、:盛り土部予備工事0413撮影 写真拡大)

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12 コメント

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糀谷の形態について (釜本)
2009-05-04 20:47:14
いつも楽しく拝見させていただいています。ところで、糀谷駅の運行について、高架化後は高架線と地平線で新上り線ホームは、羽田空港発の都心方面行きと横浜方面発の羽田空港行きの列車が発着するとのことですが、なにか公式な資料等でこのような運行を取るというお知らせがあったのでしょうか。

というのは、あまりにもダイヤをさばくのにきつい設備だなあと思ったからでして…。大鳥居よりの地平で双方にわたれるポイントをつくるとして、ここから糀谷・京急蒲田のホームで乗り降りを行い蒲田の空港線ホームから“脱出”するまで4分近い時間がかかってしまいます。その間(後追いの列車はともかく)この区間に他の列車は入れなくなる設備です。たとえば、横浜方面からの特急が京急蒲田のホームにいったん入ったら、この特急が糀谷の分岐器からいなくなるまで品川からの急行が糀谷手前でずっと待ちぼうけを食らってしまうのです。
通常時はともかくダイヤ混乱時はあっという間にパンクしてしまうようにおもいます。

私が考えているのは、京急蒲田第6踏切付近で先行立体と本設上り高架が並んでいるのを利用し、ここで双方にわたれるようにして上り本線→下り空港線は第6踏切上でクロスし品川方の地平に降り、逆に上り空港線→下り本線も第6踏切上でクロスがあれば横浜方の地平に降りられるのではないかと考えています。この案なら交差支障も最低限で済むと思いますが、いかがでしょうか。
返信する
釜本さんコメント有難うございます (kan-haru)
2009-05-05 11:54:01
釜本さんコメント有難うございます。

釜本さんのお尋ねの公式な運行情報は、まだ見かけておりません。

ブログでの運行の記事は、空港線の高架橋築造の構造から見て単純な発想で記述したもので根拠は
何もありません。
京急線高架橋運行開始時の、本線上り線と空港支線の直通列車の運行形態には大変興味があります。
開通前の皆さんのお考えが頂戴できれば、意見の交換をしたいと思います。

ご指摘のように、仮環8立体交差高架橋と本線上り高架橋上で双方の交差が可能であれば、空港線
糀谷ホームの上下線方向の運行方法は現在と同じになりますね。
この付近の本線高架橋の工事が進展しておりますので、今後見ていきたいと思います。情報がござ
いましたら、ご提供ください。
返信する
本線上り高架後の空港線運行について (Mr.OPEN)
2009-05-06 01:54:01
初めまして、いつも興味深く拝見しております。

さて、本線上り線高架後の空港線の運行ですが、小生はkan-haruさんがブログでお書きのように、本線上の逆走が無い形態になるのではないかと考えています。その理由は、
・蒲田第6踏切附近にシザーズクロスを仮設した場合、本線上の逆走区間が上り線の方は300m以上になる。
・本線下り線高架後には、空港線蒲田口は2階と3階の単線並列になり、蒲田駅から羽田方面列車は2階と3階双方から出発するようになると思われる。
・空港線が地平と2階に分かれている時期は、単線並列区間が蒲田駅-糀谷第2踏切間と長くなるが、地平線、2階線共に蒲田-糀谷間に信号所を設ければ、現行の蒲田(空)第1踏切手前のように行違いが可能になる。

確かに、先行立体が蒲田第6踏切以南で本設高架と同じ高さになっているのは、この部分にシザーズクロスを設置することを当初考えていたと思われますが、先行立体の完成が大幅に遅れた現在の工事進捗状況では、設置しない可能性が高くなっているのではないでしょうか。

ところで、空港線高架橋の下り仮線が始まるところから蒲田側は、高架橋の幅が複線幅より広くなっているのにお気づきかと思います。おそらく、3線敷設できる幅になっていると思います。3階線が2階まで降りる地点から下り仮線が始まる地点まで200mぐらいありますので、仮に、此の区間が3線になっているとしたら、複線の間に8両編成が収まる待避線が作れると思います。高架完成後、ここに待避線があったら、例えば、羽田→品川方面列車が蒲田駅2階からの横浜→羽田方面列車を待避している間に、後続の羽田→横浜方面列車が蒲田駅3階へ追い越していくことが可能になります。

如何でしょうか?
返信する
Mr.OPENさんコメント有難うございます (kan-haru)
2009-05-06 16:08:49
Mr.OPENさんコメント有難うございます。

丁度今、タイミング良く京急蒲田駅付近の蒲田第6踏切の記事を書き終えたところです。
現在は、第7工区の空港線の箇所を記述中です。

さて、Mr.OPENさんには、「本線上り高架後の空港線運行について」の貴重なコメントを頂き有
難うございます。

京急高架化工事は、地形の関係から3階の京急蒲田の高架駅を築造するという変形な工事となり、
そのために工事進行過程においてどのような列車運行をするのかが大変と興味のある工事です。
本線上り線高架後の仮運行に係わる工事としては、糀谷駅の仮上り線のホームの乗降客を、地上
下り線ホームで昇降するように築造していることがヒントの一つとなります。
仮上り線のホームは、下り側線路上に京急蒲田(空)第4踏切の上まで延長しての仮ホームを設け
て運行する様ですが、果たして予想通り当たりますか楽しみです。

今後も、情報の交換をよろしくお願い致します。
返信する
おつかれさまです。 (釜本)
2009-05-08 22:27:44
Mr.OPENさんお疲れ様です、また、K&AさんすてきなHPありがとうございます。
実は、私はいままで京急蒲田~糀谷間に高架・地平間を結ぶ凹型、もしくはすり鉢形の連絡線が出来ると思っていたのです。
http://www.to-gisi.com/magazine/39/doc04.pdf
にもありますが空港線の北側が張り出しているのは二層高架橋の円形高架橋の部分のスペースが張り出しているからで、三線部分が構築されているわけではありません。いっぽう、別途京急蒲田~糀谷間での連絡線が出来るかと思っていたところ、気配も全くないことから、現用の設備を活用計画しているのではないかとひらめいた次第です。

私の案も実は自分自身でわからないことがありまして、糀谷駅の上下高架・地平に分かれた際に、わざわざ中央口に出入口を集約する理由がまだわからないのです。現南口が大森町・梅屋敷・雑色のマイナー口とは違いかなり遠回りをさせられること、また、高架上り線がどうしても北側に転線しなければならないことを考えると高架上り線をそのまま糀谷から直進させて京急蒲田2階高架に接続させることが自然であることから、あえてそうなるのではないかと予想をさせていただいていますが、どうなるのでしょうか。

返信する
「おつかれさまです」コメント有難うございます (kan-haru)
2009-05-09 10:56:37
釜本さんコメント有難うございます。

8日に糀谷駅の周辺を見てきましたところ、上り仮高架橋部分の仮ホームの築造が進んでいまし
た。今まで、気にとめておりませんでしたが仮上りホームの階段は、暫定使用のため以前に使用
していた上下ホーム間跨線橋の階段を利用するようです。

京急蒲田からの空港線の高架橋の構造が運行上の理由と思いますが、何故北側の高架橋を2階建
てにしたのかがわからないのです。大変と興味のある工事です。
返信する
北側が2階の理由 (Bush)
2009-05-10 08:55:23
京急蒲田からの空港線の高架橋、素直に(左側通行)考えると、北側が3階、南側が2階になるはずですが、実際は逆になっています。
これは、空港線北側の住居の日照を考慮したからでは、ないでしょうか。その他の理由は思い浮かびません。
返信する
「北側が2階の理由」コメント有難うございます (kan-haru)
2009-05-10 10:03:56
Bushさんコメント有難うございます。

空港線北側の3階高架の理由についてのお考えを、お聞かせ頂きまして有難うございます。
今後も、何なりとコメントをお寄せ下さいますようお待ちしております。
返信する
Unknown (釜本)
2009-05-10 13:07:08
Bushさんのおっしゃるとおり、南側を高くしているのは北側住民の日照に配慮しているためです。したがって、本線は南側の下り線が、空港線は同じく南側のほうを高くしていますが、本線が下り線の方を高くしていることから空港線の上り直通列車は北側に転線を余儀なくされます。
暫定2階切替の際は、まだ3階を使用していないので高架線を走行するのは空港上り線→本線2階のみですから、どうしても空港高架線は南側→北側転線の線形をこの時点で考慮しておく必要があります。
返信する
釜本さんコメント有難うございます (kan-haru)
2009-05-11 09:54:17
釜本さんコメント有難うございます。

これからも、情報の提供をお願いします。
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