いつもありがとうございます。toshiです。
二匹のカエル
森の中をカエルの団体が移動中、草に隠れた穴に二匹のカエルが誤って落ちてしまいました。
皆は穴の周りを囲み、必死に這い上がろうとする二匹に「がんばれ」と大声で励まします。
穴は深くてどうやってもジャンプは届きません。すると一匹は諦めたのか動かなくなりました。
でも、もう一匹は満身創痍でもまだジャンプし続け、そして奇跡的に穴から飛び出ることができました。
実は助かったカエルは耳が聞こえませんでした。だからみんなの声援が 「がんばれ!」 から 「無理だ、あきらめろ」 に変わっていったのが聞こえなかったのです。
時には周りの人の声を聞き過ぎないことも大事なんですね。
これは、昨日届いていた、中野裕弓さんのメルマガ 「ロミ・コミ」 に書かれていたものです。
これを読んだ時、すぐに思い出したのが、ちょうど一月ほど前に経験した大きな学び(=反省・失敗)。今日は、このことを書かせていただきます。
頑張れていたのは応援があったから?
これは、毎月笑いヨガをさせていただいている、あるグループホームでの体験です。
長時間かけて出かけるその施設での笑いヨガでは、こちらのテンションが下がる場面に何度も遭遇するんです。(笑)
それでも、その方以外の笑顔に励まされながら、何とか自分の気持ちを下げないように持ち時間の1時間を・・・。
でもね、この前は、どうしても私の気持ちが保てず、15分も残して・・・。
「ア~ッ、これではいかんな~」と思いつつ、気まずい思いをしながら定刻よりも早く止めてしまったのです。
その時のなんともいえない利用者さんの表情、今も忘れることが出来ません。
あ~あ、ごめんなさ~い・・・。
実はね、こういう気持ちになることって、ほとんど毎回あるんですよ。
以前にも5分ほど早く終わったことはあるのですが、15分というのは余りにも早過ぎましたね。反省、反省・・・。
トッシー、まだまだ未熟だなぁ~。
帰りの車中80分の間、ほとんどそのことを考えながらハンドルを握って帰って来ました。
何故、最後まで出来なかったんだろう?
そんなことを考えていて、これだ!と気がついたのが、今までは、応援して下さる方、トッシーを見てくださる方がおられたんだぁ~! だから、頑張れたんだぁ~! ということでした。
そうなんです。
そこの施設の場合、私を呼んでくださる方のご家族が入所されており、月1回の笑いヨガの時には、毎回二人ぐらいで来られ、一緒に笑ってくださるんですね。
ところが、その日は、その方が来ておられなかったんです。
勿論、その方達がご一緒の場合でも、その方がお見えだから頑張らなければ・・・という意識は全くありませんでしたが、無意識のうちに、そんなことがあったのかもしれませんね。
応援の力って、ほんとに凄い!
先ほどの二匹のカエルのお話ではありませんが、「がんばれがんばれ!」 って、ずっと応援されてるばかりと思って頑張った耳の聞こえないカエルさんは、応援に励まされ?て、ついには軌跡を生んだんですね。
サッカーの試合でも、ホームとアウェイとでは、メンタルな部分で相当な差があるようです。
サッカーに限らず、スポーツではそういった部分はかなり大きいように思います。
私自身も良く思い出すのが、ブームのまっただ中だった当時のボーリング場。試合を待つお客さんがいっぱい並んで観ておられた時なんか、ホントにウキウキ、とにかくその雰囲気が楽しかったですもんね。
ブームが去り、賑わいがなくなってからのボーリング場を思い出せば、このことが良く分かると思います。
みんなが自分を見ている? かもしれない?・・・。(笑)
ただそれだけでも頑張れちゃうのに、それがみんなで応援されてるとなると、もう、ものすごい力になることは容易に想像できますね。
応援の力って、ほんとに凄いなぁ~って思います・・・。
天知る、地知る、子知る、我知る
てんしる、ちしる、ししる、われしる (天知地知、子知我知。)
これは、私の好きな言葉です。
高潔な人物として知られる楊震が地方長官だったときのこと、ある夜、管下の県令の一人が訪れて来て、「夜中のことゆえ、だれも知りません。安心してお受け取りを」といいながら賄賂を差し出した。と、楊震は、「天が知っているし、地が知っている。あなたも知っているし、私も知っている。どうしてだれも知らないなどと言えるのか」と静かにさとしたという。これが「楊震の四知」として知られる名言である。 (丹羽隼兵著「人を磨く一日一言 中国古典活用事典」より)
そうなんですね。
このことを分かってたら、あの日のtoshiは、ああはならんかったかもね。
天も地も、ちゃんと応援してくれてたんだぁ~!
また一つ、学びましたねぇ~!
いつもありがとうございま~す!(toshi)
追伸で~す。
台風4号、大きな被害が出ないことを、お祈りしていま~す。