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金子みすゞさんの詩、「こだまでしょうか」 分かりますでしょうか?

2011年06月06日 | 本っていいな!

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いつもありがとうございます。toshiです。

 昨日ご紹介させていただきました矢崎節夫さんの記事を、もう1日ご紹介させてくださいね。

 実は、この記事の冒頭には、金子みすゞさんの詩が紹介されていました。

 詩に続いて、矢崎さんの記事もどうぞ・・・。

 

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 こだまでしょうか?

 

 「遊ぼう」 っていうと

 「遊ぼう」 っていう。

 

 「馬鹿」 っていうと

 「馬鹿」 っていう。

 

 「もう遊ばない」 っていうと

 「遊ばない」 っていう。

 

 そうして、あとで

 さみしくなって、

 

 「ごめんね」 っていうと

 「ごめんね」 っていう。

 

 こだまでしょうか、

 いいえ、誰でも。

 

 512篇ある金子みすゞの詩を俯瞰(ふかん)した時、全編を優しく包み込むような作品がこの 『こだまでしょうか』 ですと、私はずっと言い続けてきました。それだけに今回の東日本大震災を受けて、CMでこの詩が流れたと聞いた時は本当に驚きました。

 この詩で私が注目したいのは、「こだまでしょうか」 という呼び掛けに 「いいえ、誰でも」 と答えている末尾の一文です。よいことも悪いことも、投げかけられた言葉や思いに反応するのは 「こだま」 だけではなく、万人の心がそうだとみすゞは言っているのです。

 この詩を耳にした日本人は、被災された多くの方々が味わった悲しみや辛い思いに対して、こだまする自分でいられるかどうかと考えたのではないでしょうか。一人ひとりがこの震災がもたらした被害を、自分のこととして感じる一つのきっかけを与えたのが 『こだまでしょうか』 の詩だと思います。

    致知7月号 人を導く言葉の力 「金子みすゞの詩を読む」 矢崎節夫 より

    ※( )内ふりがなはtoshi追記

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 私は、この詩も、震災後にこの詩が流れたCMもまったく知りませんでした。

 さらに、筆者の矢崎さんが注目されている末尾の一文についても、いまいち意味がよく分かりません。

 う~ん、toshiの感性は相当鈍ってるな~。

 

 昨日近くの書店へ行き、金子みすゞさんの詩集に目を通してみました。そして、その中にあった、[こだまとは、向かい合った人の存在を“丸ごと認めて受け入れる”行為です。このこだまのやさしさを、私たちはずっと忘れてきた、そんな気がします。] という文章で、やっとその意味がもう少し分かるようになりました。

 う~ん、やっぱ、toshiは鈍いかァ~!(笑)

 

 26歳でこの世を去った金子みすゞさん・・・。

 ほんとに、ほんとに優しい心を持った人なのでしょうね。

 もし、みすゞさんが生存されていたら、この大震災に遭遇した今、果たしてどんなメッセージを発っせられるんでしょう・・・。

 金子みすゞさんの詩を通して、被災された人々に対して今後もどう向き合い、そしてどう変わっていくべきか・・・。

 自分の生活を真剣に振り返るいい機会をいただいたように思います。

 

 まずは早く寝るようにして、少しでも節電意識を高めよう~っと!

 お読みいただき、いつもありがとうございまァ~す!(toshi)

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