雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

天授庵

2008年08月29日 | 京都散策
南禅寺を開山した無関普門の塔所として建立された天授庵
創建は、南禅寺の第15世、虎関師錬
南禅寺を訪れた折には必ず拝観している塔頭

    

南禅寺境内を歩く人の数は多いものの
天授庵は静かな佇まいを見せてくれる
訪れる人も疎らな境内へと足を踏み入れます

方丈前庭からの拝観

       

枯山水庭園
かの、小堀遠州発案とされる
苔に囲われた菱形の畳石が庭園を横切っている

秋には紅葉が美しい庭園

        

縁側に座し
心穏やかに眺めれば
直線美が目に飛び込んでくる

異色の庭園
直線
日本庭園ではほとんど採用されない構図
大胆に直線が横切る枯山水庭園

  

小堀遠州
遠州は俗称
本名は小堀政一
慶長13年
駿府城普請奉行となり
従五位下遠江守に叙任された事から
官位を採って、小堀遠州と呼ばれるようになった人物

       

作庭の美を愛で
書院南庭へと移動

       

対照的な二つの庭園があるのも
ここ天授庵の魅力の一つ
書院南庭は池泉回遊式庭園

        

楓に覆われた庭園は
紅葉の名所でもある

        

細川幽斎が再興したと伝えられている天授庵
池泉回遊式庭園は明治時代に改修されている
南北朝時代の面影も残っているが
近代的な印象もある庭園

       

    

庭園周囲は竹林に囲われ
秋には紅葉した葉と竹林の緑の対照が美しい

     

庭園を巡り

        

楽しいひと時を過ごしました

     
コメント (4)
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