雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

無鄰菴

2008年08月27日 | 京都散策
山縣有朋の別邸
無鄰菴を訪れました

秋の紅葉の時期以来の訪問
緑に包まれた庭園を見たくての訪問です

       

長州藩の藩士だった山縣有朋
彼が歴史の舞台に姿を現したのは安政5年の事

京都の実情を把握する為に
長州藩が派遣した6名の藩士の一人として
京都の地を踏む事になる

        

彼がそこで
何を見て、何を感じたのか?

   

文久3年
長州藩は、武士・庶民混成の部隊
奇兵隊を設立
奇兵隊へ参加した山縣有朋は
隊長の高杉晋作に見出され出世する事になる
高杉晋作が失脚すると
奇兵隊軍監に就任
長州征伐の前には四代目総管に就いている

       

長州征伐では、高杉晋作と共に活躍
幕府軍を全面降伏に至らしめている

      


明治時代になると
武官として陸軍元帥にまで上り詰め
政界へと転進すると
要職を歴任した後
明治22年には内閣総理大臣に就任
日本軍閥の祖となった

  

庭園は緑に覆われ
柔らかな木漏れ日が差し込む庭園内を散策すると
山縣有朋も見たであろう景色に感嘆できる

 

琵琶湖疏水から引き込んだ水は
庭園内でセセラギを作り
庭園美に一役買っている

        

緑豊かな庭園は
やがては秋の訪れと共に
紅の景色へと変貌を遂げる事だろう

山縣有朋の伝記を思い出し
歴史に触れながら
巡る庭園、楽しめました

     
コメント (8)
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